湘南寺田屋

個人の記録用。元々は山スキーやクライミングの記録用だったが今は料理やらオルガンやら日々の雑多な記録多し。2016−21間はシドニー滞在していた時の記録。23.7月から山の記事はサブブログに移管。以前の記録もサブブログでアーカイブ。

おでんやらカクテルやら

週末の2日間、静岡に出張。大きな設備を見て回る。夜は宿の近くで静岡おでん。たくさんの店が横町になって並んでいるところが数カ所。コロナが収まったもののまだまだ仕事は厳しいようであるが、ぼちぼちと人は戻ってきているとのこと。自分たちもおとなしく静かに食事をっする。だし汁のない独特のおでんで静岡割り(お茶割)をいただく。帰路、先週とは逆からの富士が大きく見えた。

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いつもより早めに帰宅できたので、夕方「攀」へ。二週間間が空いたのでさすがに体が重くウォーミングアップのD壁長ものの核心部がこなせずちょっと凹む。女性の丁寧な登りの方が店長にF壁(105度)の課題を聞いていたのだが、ちょうど自分もトライ中だったので参考にさせていただく。ゴール落ちだったのだが、再トライのパワーがなく持ち越し。次回ぜひ。

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茅ヶ崎に戻ったが、妻もまだ帰っていないようなので、時々いくBar Hで少し喉を潤してかえる。ソルクバーノ(ラムベース)というロングカクテルを勧めてもらいおいしくいただく。マティーニも久々に。

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土曜。今日は休息日。朝、新しく買ったパンのレシピ本からクロワッサンロール(塩パン)を焼いてみる。家人には好評。昼は焼き飯とオニオンスープ、夜は深川飯とサバ味噌など作ってみた。ピアノと電子オルガンもちゃんと練習しておく。結局あまり休んでいないのかも。

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将棋でついに藤井四冠が誕生。クールな豊島竜王を応援しているのだが、今回は残念ながらストレートで決着。恐るべき強さである。まだ10代とは。

ボクシングの村田ーゴロフキン戦も正式発表された。これはとても楽しみ。

紅葉と展望の大菩薩嶺富士見新道

息子が久々に山に付き合うというので、紅葉と雪をかぶった富士&南ア連峰を楽しみに大菩薩嶺に出かけることとする。といっても一般道は人出が多そうなので、簡単な岩場のある富士見新道を行くこととする。資料本は10年以上前のものであるし廃道に近いときくが、ここはあまり下調べをしすぎないようにして、現場合わせ感覚とする。

早起きの苦手な息子ががんばり、5時20分に家を出て圏央道・中央道経由で一宮御坂ICで降りる。途中小雨もあったが、今日は内陸ほど好天との予報であり、幸いすっきりと晴れた絶好の登山日和。葡萄園等の多い街道(国道411号)を走り、雲峰寺のところから右に大菩薩峠への細い県道201号に入る。すれ違い困難な細道は紅葉真っ盛りで落ち葉に覆われている。

上日川峠にたどり着くとすでに第1〜第3の駐車場はいっぱいだそうで、3kmほど先の上日川ダム(大菩薩湖)北岸の駐車場へ案内される。U字型に戻るので、峠までは10分の登りで戻ってこれるそう。途中山岳マラソンの大会がありランナーがたくさんでちょっと交わすのに苦労するが8時に無事到着。朝はまだ10台ほどであったが帰る時には100台くらいになっていた。

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身支度をして8:15に出発。東海道自然歩道等を交えてひと歩きで上日川峠に戻り、よく踏まれた落ち葉の道を行く。ふわふわの柔らかな感触を味わいつつ秋の山を行く。30 分で福ちゃん荘を過ぎ、さらに富士見小屋を過ぎると左に富士見新道の分岐となる(9:05)。

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落ち葉の道                /   家族連れや若いカップルが多い

 

最初はよく踏まれた道で快適。途中から沢沿いになり飛び石で渡ったり倒れた手すりの横を歩いたり。朽ちかけた古い看板もあり、「賽の河原」への道を分け徐々に曖昧になる踏み跡を辿り開けた熊笹の原にでる。振り返ると雲上に雪をかぶった富士が日本画のようである。

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富士の絶景                /  ハイキングの友はたいてい片桐のザック

 

再度朽ちかけた小さな看板があり、右に女坂、まっすぐが男坂とある。ここはまっすぐ進むが後から調べると女坂側の方が岩稜に近いとあった。踏み跡もわからなくなるが岩が見える方に登っていき、グズグズと崩れる石を丁寧にさばいて登る。

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息子は山歩きは慣れていないが、ボルダリングをやっていたので少々の岩場は問題無し。自分も古い山屋であり、革靴(LL Bean軽登山靴)でのクライミングはお手の物である。稜線からハイカーの声が聞こえる中、最後にIII級弱くらいの登りを経て稜線に10時に到着。

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稜線では多くのハイカーが休憩している。ここから雷岩を経て大菩薩嶺の山頂までほんのわずか。軽く休んでから再度歩いて10:20に山頂到着。居合わせた人達と写真を撮りあったりしてから昼食場所を探しながら下山開始。

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のんびりとした山頂への稜線     /  富士見新道の鎖は撤去したとの看板。廃道まっしぐら?

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富士の絶景。湖は上日川ダムの大菩薩湖。駐車場はあのあたり。

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結局展望の良い雷岩あたりで食べることとし、トランギアのアルコールバーナーで湯を沸かしてカップ麺&おにぎりで軽い昼食。遠く南アの山々もよく見通せる。右手前に甲斐駒・仙丈、奥に白峰三山と思しき峻峰が屏風のようである。

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下りは雷岩から唐松尾根にルートを取り、最短コースで降りる。下るにつれて紅葉の林となり、福ちゃん荘の手前では赤く色づいたカエデが見事。12時ちょうどに下山し、12:35駐車場に到着。往路を上日川峠に登り返し、塩山方面に狭い山道を下り、途中の「大菩薩の湯」の露天風呂で汗を流し、新蕎麦を土産に買って帰宅。高速が事故渋滞で茅ヶ崎に戻ったのは17時半となった(幸いこの日も山梨県のコロナ感染はゼロであった)。

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やはり真っ赤な紅葉は目立つ

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「大菩薩の湯」は徹底したコロナ対応

[コースタイム]
05:20 茅ヶ崎

08:25 上日川ダム北岸駐車場発

08:55 福ちゃん荘

09:05 富士見新道分岐

09:40 男道分岐

10:00 稜線

10:20 山頂

10:30-11:20 雷岩(昼食)

12:00 福ちゃん荘

12:35 駐車場

 

[撮影機材]

OM-D E-M5 + M.Zuiko 14-150mm

[トラック]

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田舎からみかんが大量に届いた。ありがたし。

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オーストラリアのファイアーファイターカレンダーを今年も調達(山火事対応の募金となる)

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鳥海山の麓の風の町

鳥海山は春スキーの好適地でかつて山頂からショートスキーで気持ち良く格好したことがある(https://teradaya.hatenablog.com/entry/2006/05/27/184932)。そのころも日本海からの風を利用した風力発電エリアであったが、今はさらに多くの風車が立ち並んでいるという。ご縁あって見学させてもらうことになり一泊2日ででかけてきた。ちょうど紅葉の時期であるのも心躍ることである。

4日(木)朝、快晴の羽田から出発。コロナが治まっていることもあり、JAL便は満席に近い。左側の窓側席からの眺めを楽しむ。関東平野を越え那須連山の上をとおり北上すると東北の山は紅葉の盛りである。針葉樹林の濃い緑と紅や黄色の広葉樹林がくっきりとコントラストになっている。

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秋田空港から車で1時間、由利本荘まで走り、鳥海山の麓のなだらかな高原に上がる。残念ながら鳥海山は雲の中であるが、地元の方の話ではもう上部はすっかり雪化粧だそう。いたるところに大型の風車が並んでいる。最近建ったのは羽(ブレード)が40m以上ありタワー部とあわせて120mほどの高さになるそう。一年中(特に冬期)雷撃が多いことや海に近く塩害対策が大変等苦労も多いそうだ。山の上までは機材の搬入路も大変であるし、冬の巡視はスノーモービルを駆使する等なかなか他の地域とは異なる特徴も多い。

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海岸に近いビジネスホテルは10階以上あり大きいが、駐車場は満車となっていた。観光の人というよりも工事関係者が大半のようで、これも風力発電が盛んだからかと思われる。夜、きりたんぽやイブリガッコ(お漬物)などをつまみに地酒をおいしくいただいた。

5日(金)冬の吹き出しの雲によるにわか雨もあるが時折晴れ間ものぞく。宿の窓からも海岸に建つ風車がたくさんみえる。こちらも塩害・雷害、加えて砂の吹き溜まり等に悩まされるそうだが風はとても安定しているようである。

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秋田空港に戻り、家人に頼まれた銘菓「さなづら」(山葡萄のゼリーのような菓子)、同「もろこし」、「金萬」の生、稲庭うどん等買って帰る。由利本荘の酒「雪の華舎」も。秋田はうまいものも多くきれいな土地でまたぜひ訪れたい(増田の蔵群が特にお勧めだということなので是非次回)。帰路は雲の上を飛び、猪苗代湖を経由して戻った。
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由利本荘海岸と風車群。遠く男鹿半島まで見通せる。

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ずっと雲の上であったが           /   猪苗代湖はみえた

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「さなづら」は家人のも好評      /   たまたま駅で青森物産展開催中。450gもある「世界一」

着物を着る準備着々

金曜の仕事が終わったあと、京都の男物着物専門店の無料相談会があるので寄ってみる。千駄ヶ谷駅から歩いて表参道へ。小さなマンションの半地下のスペースが会場で店主さんが一人で切り盛りしていた。普段着の延長でひとつ袴をあつらえてもらうこととしたが、いろいろ実用的な助言ももらえて良い機会であった。仕立上りまで60日、ちょっと楽しみである。コロナも治まってきたので久しぶりにバーHでちょっと飲んで帰る。幸い適度に賑わっていた。

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小さなしゃれたマンションでの相談会     /  シングルモルトanCnocをオンザロック

 

翌土曜日、久々にパンを焼く。せっかくなので強力粉150g、薄力粉75gで大きなのを焼くこととし、芥子のみをまぶしたパンにする。手ごねでしっかりと仕上げ、2回の発酵を経て無事完成。

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焼く前。切り込みにバターを挟んで芥子をまぶす /  焼き上がり。一回り大きくなった。

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中もしっかりと膨らんで良い感じ

 

今週はお見舞いにいったりもあり、ちょっと疲れ気味なのでクライミングはおやすみとする。日曜午後、地元のヨーカドーの中にある呉服屋さんに頼んでおいた色足袋と雪駄を取りに行く。今父から譲り受けた着物を洗ってもらっているが、これで戻ってきたら着てみることができそうである。

こんなはずではないのにの週末

土曜。久々にシュークリームを制作。膨らまずスコーン状に。再トライは逆に生地が緩すぎてアスピーテ式火山のように薄く広がってしまった(焼いたらカルメ焼きのように空気を含んでふくらんだがツルッとしてシュークリームではない)

 

カスタードクリーム用に卵黄4つを取り分けておいたのだが、これは妻が出汁巻き卵にしてくれた。卵白4つはフィナンシェの生地に使い、こちらは翌日どうにかちゃんと焼けた。

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日曜

気を取り直して、息子と「攀」へ。息子は中学生の時以来だから7年ぶりくらいかもしれない。オーナー&奥さんが覚えてくれていてありがたい。会員証を更新。いつものとおりストレッチ後D壁垂壁の32手長モノをやってから、今日の目標F壁赤V印に取り付く。フレッシュな筋力を投入してボテを両手持ちにして右上に手を延ばす一手がどうしてもできず今回も持ち越し。息子は久しぶりの「攀」だが感覚を取りどすべく各壁で5級くらいを登っている。傍からみても軽やかでありうらやましい。きっとすぐに登れるようになるであろう。

夜は、いただいた仙台牛のステーキ肉を妻が焼いてくれた。現金なものでこれで元気回復である。良い筋肉になってパワーアップはからなくては。といいつつ先般茅ヶ岳 の帰りに仕入れたベーリーAという品種で作られた赤ワインを飲み始めたので確実に体重オーバーとなりそう。まあ、よしとしておく。

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結構でかい                 /    ローストビーフもつくってくれた

着物フェア

日曜。先週ムーブだけばらしておいた課題をやりに「攀」へ。ストレッチをしてからD壁垂壁の長ものをやってウォーミングアップ完了。G壁115度前傾壁の赤棒テープ(4級)を丁寧に今日は一撃で完登。先週同じく少しだけ触っておいたF壁105度前傾壁赤V(4級)はずいぶんやったが結局繋がらず次回に持ち越し。このままではあまりスッキリしないので、A壁スラブ赤▪️に取り付き、これは無事一撃。気を良くして隣のB壁垂直の赤▪️も二撃で落として終了。オーナーのAさんがいらしたので少し昔話など。

 

帰路、駅前ビルにある和装店Sに寄る。着物フェアというのをやっていていろいろ相談に乗ってくれるとのことなので、亡くなった父が着ていた着物を見てもらう。サイズはぴったりであるし、新品の兵児帯や角帯も悪くない品のようである。とはいえ長くしまわれていたので洗ってもらうこととした。正月には着てみることとしたい。先日相談に乗ってくれた若い担当Iさんを訪ねたのだが、実は娘の成人式の着付け等でお世話になったことがあるようで、その時のベテランの担当U山さんが引き続き見てくれるそう(そういうしきたりらしい)。

近所の「ジョナサン」が近く閉店となるとのこと。ここに住みはじめたときから四半世紀以上あった店なのでちょっと寂しいが、系列のコーヒー店に生まれ変わるらしい。そういえばここのところカフェが街のあちこちに出来ている。美容室とケーキ屋についでカフェも多い街である。ということで、妻と息子とともに夕食を食べる。久々にファミレスの味だが、ちゃんと美味しく、実は今の日本の標準テイストなのかもしれない。

f:id:japaneseclimber:20211017191947j:plain永いことお世話になった。

 

朝作った抹茶シフォンケーキ。今日はちゃんとできたので生クリームと餡子でいただく。

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月曜。事務所の近所の靖国神社に行ってみた。例大祭とのことであるが特に騒ぐ人もなく静かであった。

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今週から日本は急に寒くなり、冬の気配である。そんな中、シドニーの元同僚から新しいオフィスからの写真を送ってもらった。ようやく105日のロックダウンが解除され、少し外出もできるようになったとのこと。ジャカランダの咲き始める最もいい時期がやってくる。5シーズン桜を見ることができなかったが、代わりにこの紫の美しい樹花を楽しんだ。

 

久々の遠足

金曜日。天気予報がちょうど好天を告げているし、ちょっと仕事も一段落したので、一日お休みをもらって久しぶりの遠足に行くこととする。日本の山は久しぶりであるし、身体もすっかり鈍っているはずなので、紅葉と展望を期待して山梨の茅ヶ岳に行くとする。深田久弥の終焉の地としても知られている偽八ケ岳である。

朝5時過ぎに出発し、高速を飛ばして韮崎へ。途中のコンビニで食料を仕入れていると続々と工事関係の車が来て若い作業員たちがたくさん来た。さすが平日。たくさん工事があるようす。山道をひと走りで、登山口へ。車が10台ほどいたが、山頂に向かったのは数パーティだけのようで、近くの深田久弥記念公園に行った人が多いようだ。

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7:50登り始める。残念ながらここのところの高温のためか紅葉はまだ早いようであるが、どんぐりや栗のイガが落ちているおちついた山道となる。久々の日本の秋。

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しばらくは先行者もおらず、静かな山道を行く。あまり飛ばさないように呼吸を数えながら行くが、ウールのパンツに長袖シャツだと少々暑い。女岩という大きな岩からは急登が続く。この山は浅いからなのだが、途中下りもなくこのまま山頂まで一本調子の登りとなる。少しだが紅葉した木もでてくるが、霧がかかり展望は利かない。どうやら1,500-2,000mあたりに鉢巻上に雲がかかっているようで、結局下山までこの雲は取れなかった。

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先行パーティ2組に先に行かせてもらい、稜線に出てさらにひと登りで9:35に山頂に到着。久々なので息がきれるが、標高差800mを1時間45分なのでまあぼちぼち。
山頂には単独行の女性がひとりだけ。あいにく眺望はきかないが、急ぐ旅でもないのでおにぎりでも食べながらしばし待つこととする。上空にときどき青空がのぞくき始め、一瞬甲斐駒と鋸岳の稜線が見通せたが、すぐにまた雲の中に沈んでしまった。

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一時間ほど休んでから、10:35に下山開始。登りで見落としていた深田久弥終焉地の記念碑に手を合わせ、快適に下って再びどんぐりの道へ。11:45下山して深田久弥公園にちょっと寄ってから11:50駐車場に戻った。

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温泉を探して車を走らせると前方に大きな材木搬出トラック。親切に道を譲ってくれた。天気は快晴で遠くに甲斐駒と仙丈の稜線が広がる。鳳凰三山もよく見えるし、八ケ岳もくっきり。しかし振り返ると茅ヶ岳は以前雲の中。

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甲斐駒&仙丈               / 韮崎は岳都 鳳凰三山の稜線が迫る

20分ほどの距離にある美術館とともにある白山温泉で露天風呂に浸かってから、隣の蕎麦を食べて帰ることにする。なんと風呂は誰もおらず贅沢にも貸切で堪能する。ちょうど向かいに茅ヶ岳でようやく山頂の雲が取れてきた。蕎麦は冷たくとても美味しかった。美術館巡りの人たちもいてほどよく賑わっていた。

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豪華な3点盛り天ぷら蕎麦。お風呂に入ると150円引とお得。

八ケ岳と富士を眺めてから、中央道→富士横断道で御殿場のアウトレットに寄りシャツを2枚だけ買ってから順調に帰宅した。

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[コースタイム]

登山口 7:50

茅ヶ岳山頂 9:35/10:35

深田久弥公園 11:45-50

登山口 11:50

[登下降高度]約800m

[機材]OM-D E-M5(初代)+ M.Zuiko 14-150mm、iPhone 12mini