湘南寺田屋

個人の記録用。元々は山スキーやクライミングの記録用だったが今は料理やらオルガンやら日々の雑多な記録多し。2016−21間はシドニー滞在していた時の記録。23.7月から山の記事はサブブログに移管。以前の記録もサブブログでアーカイブ。

2月の後半

20日(火)、有楽町でテルマ&ルイーズ4K版を観る。ブラッドピットが若くて細い。やはり突き抜けてていい映画。開演前の20分空き時間にコンビニジムでちょこっと筋トレ。このパターンはなかなか良いかも。

21日(水)信濃町の総合病院で半年毎の定期診断。MRIの結果はとくに変わらず(悪化も改善もなし)とのことで、引き続き注意しながらやっていくようにとのこと。曇天継続。まあ悪くなるよりは良いと思う。雨の中付き合ってくれた(監視役?)妻とバンダラランカというスリランカ料理店でお昼を食べる。スリランカはかつて仕事で何度も行ったが人が優しく景色のきれいで好きな国である。

 

 

22日(木)コンビニジムで腕系筋トレして帰る。便利で快適。明日から冷たい雨の3連休。

23日(祝)朝イチで床屋に行って戻ると、妻が腰痛になってしまっているので、料理当番。大きなパン(300g)を焼き、シチューを作る。息子も翌日にタコスパーティだそうでポークの塊を買うとのことで2人で買出し&調理。なかなかうまくいってよかった。

24日(日)一旦回復で、午前j JWallにちょっと行ってkさん、Oさんに少しご指南。妻と合流して義父のお見舞いにいった。妻実家の庭には梅や椿がちゃんと今年も咲いていた。

25日(日)長女夫妻が招いてくれたのので、横浜の新居にお邪魔した。若いふたりだがちゃんといろいろ考えて生活していることをうれしく、ありがたく思う。

先月から保護猫を引き取って一緒に暮らし始めたようで、猫好きの妻は楽しみにしていたが、まだ人を警戒しているようでずっと袋の中にこもっていた。いろいろあったのだろうから少しずつ安心できるようになればと思う。うちのおとなしい息子の膝にいるときはどうも安心していたのがおもしろい。

ボクシングで田中(恒)、中谷、井上(拓)の3人がそろって勝利。田中にはぜひ前回完敗した井岡に再挑戦してもらいたいと思う。層が厚い。

1月の終わり

昨日はちょっと遅めの茶道初稽古。以前6ヶ月教室でもサポートくださったA川さん(ベテラン兄弟子)も来てくださり濃茶をいただき、そのあと炉の薄茶手前の稽古。すっかり忘れていて困ったものである。お菓子は先生から鶴と亀のお干菓子と羽二重餅&手作りきんとんも。自分も京都塩芳軒の有平糖「千代結び」を持参。先生からはお年賀のお懐紙までいただいてしまった。

31日(水)、1月もはや終わり。豪州で出張中に亡くなった畏友の検死報告書がようやくご遺族に届いたとの連絡。1年以上時間が経ったがひとつの区切なのかと思う。改めて冥福をお祈りする。

学生時に山のクラブの4つ下で、その後カシミールヒマラヤのソロクライミングで亡くなった後輩のご両親に毎年年始のご挨拶状を送っていたのだが、昨年ご母堂もお亡くなりになったとのお返事をご親族よりいただいた。寒中見舞いで最後のご挨拶をしておく。今年で29回忌となるそう。時間が経つのは早いと改めて思う。

映画をみたりジムにはいったり

水曜。ゴールデンカムイの実写版映画をみる。夜の回はIMAX映像システムであり追加料600円を含めて1,900円(水曜割引日)。ゆったりシートも取れたので大いに満喫。原作の序盤だけだが、北海道ロケの映像は大変よく自分としてはイメージもあっていて良いと思った。続編も期待したい(以前の山岳コミックの実写版がひどかったのとは大違い)。

市ケ谷のお堀にカモ類が増えていた

木曜。いろいろ考えてチョコザップに入会。仕事帰りに、駅の博多ラーメン一風堂で腹ごしらえ(久々の豚骨スープとバリカタ細麺はうまかった)してからさっそく行ってみた。

無人QRコードで入り、ひとつだけの更衣室で簡単に身支度。CMとおり普段着のままでもできそうな感じだが、利用者は近所の方らしくジャージ姿が多い。マシンは、チェストプレス、ラットプルダウン、バイセップ、トライセップがあるので今の自分には十分と思う。肩等の故障をしないようにしばらく抑え気味に、クライミングとあわせて週3回くらいやりたいところ。トレッドミルはいっぱいだが、マシンは空いているし、セルフで消毒しながらやるので気楽である。過剰にのめり込んだヤツもいないので良い雰囲気である。

バーHに久々に行って、ギムレットハイボール、抹茶とジン・白ワインのカクテル、最後にクライゲラキというスコッチ(硫黄の香り?のする濃いウィスキー)を飲んで帰宅。

抹茶のカクテル

 

金曜。有楽町の小さな映画館で、「コット 始まりの夏」という小さな作品をみる。静かな映画であるがなんともしみじみとよかった。ホロリとしてしまう。

再び瀬戸内の町へ

今月2回めとなる帰省。木曜終業後新幹線に乗り広島へ。東京駅で京都の大徳寺さいき家さんが出店していたので、だし巻き弁当を買って夕食とする。広島駅近くのホテルに投宿。M山さんの新作書き下ろし「Break」を読了。臨場感あって大変おもしろかった。

 

翌朝ジョギングしたかったのだが、雨男なのでしっかり雨。7時過ぎの山陽線に乗り、9時前に到着。今日は母の免許講習のお供をして隣接市までいく。生活に公共交通が全く使えない町なので、軽自動車が移動の中心である。

終了後に、フルーツ店のカフェで甘いものを食べ、老舗の和菓子屋「H屋」で堅ゼリーの銘菓を調達。お土産用にと母が買ってくれる。

5色スペシャルが出ていたのでお土産に購入

 

食品や雑貨の買い物してから帰宅。鏡餅(最近は小餅パック)でおしるこを作ったり、母の得意料理「チシャ和え」や肉じゃがを作り、相撲を見る。


翌日はずっと雨なので、家中の布団を乾燥機にかけ、押し入れの水取りを交換したり、調子の悪い電気を取り替えたり、紙ごみを紐で縛ったりといろいろやっておく。いろいろ心配事を聞いたりしながら、通帳記帳やもろもろの引き落とし等も確認。幸い異常なし。神棚を掃除して古いお札等を整理しておく。いつもの寿司屋で穴子飯を昼ごはんとする。宴会用大広間に2人だったので、調度の大きな飾り皿や掛け軸など見物してからおいしくいただく。

家にある母のお茶道具をいろいろ見せてもらい、お茶も立ててもらう。お茶菓子は神保町のささまの和菓子。母の好きなことについてこうして少し話ができるのはありがたいことであり、先生や稽古仲間に感謝である。

 

母が大事にしている黒楽茶碗で一服いただく

 

日曜は朝から晴れたので、近くの八幡宮にお参りする。地元中学生の力作の龍の絵の前で写真を撮る。母は年女なので本殿に上がってご祈祷をしてもらう。旧知の宮司さんと亡き父の話等ができてうれしかったようであった。新しいお札や御神酒をいただいたので持ち帰りお供えしておいた。



午後の飛行機で帰ることとしており、いつものように空港に向かったのだが、携帯に表示された小さなバス時刻表はなんと昨年のものだったようでバスが来ない。あわてて搭乗券を見ると出発時刻が変わっていてもうまにあわない!当然オンラインチェックインは済ませていたのだが「どうせいつもの14時台の便」とろくに確認もしていなかった....。いろいろ手を尽くして新幹線に変更して無事帰宅。親の世話の前にまず自分のボケをケアしなくてはと自己嫌悪の結末であった。

引き続きしばし母のサポートがいるので弟、妹といろいろ連絡しておく。

 

正月は湯田温泉

今年の年末年始は長女夫妻が初めて瀬戸内田舎の母を訪ねてくれることとなっている。とはいえ、高齢でもあるので家には大晦日の一泊としてその後は皆で湯田温泉に泊まる計画とした。

30日にまずは弟が先に戻り、ついで京都経由で自分たち家族が戻って布団やら食事やらいろいろ準備。冷凍の肉料理やシュウマイ等を送っておいたのがお役立ち。

31日に広島空港からレンタカーで娘夫婦が夕方やってきた。母と仏壇に挨拶等してから、ちょっと離れたレストラン(半島から橋を渡った島にある)に行っ

 


て夕食。いつも混むが今日は貸切。近くの温泉に入って温まってからだだっ広い田舎の家に戻り、紅白をみて年越しそばを食べる平和な年越し。地元の「獺祭」のちょっといいのをお歳暮で貰っていたのでこれをおいしくいただく。

 

1日朝、地区の恒例行事で早朝から高台に登る。母と娘夫婦と連れ立って登り、焚き火にあたりながら初日を拝む。

お福茶とお雑煮(母の味を自分なりにさいげんしてみた)を食べて、取り寄せていた大きなお節料理を食べながら正月番組を観る。娘夫婦は放送関係の仕事なのでいろいろ作り手の苦労がわかるらしい。

昼から車2台で山口市湯田温泉に向かう。今年は雪もなく山越えも心配なし。自分たちが子供の頃からある老舗旅館「T」に泊まる。チェックインしてから界隈を散策し、中原中也の記念館や井上馨遭難の碑など訪ねてから土産店などを冷やかし、ひと風呂浴びてから夕食。旅館らしいなかなか豪華な料理をほぼ全員外国人スタッフが親切に出してくれる。母も地元すぎて宿泊は初めてだと楽しそうである。




「名物おかみショー」なるちょっとこわいイベントが売りらしいのだが、今日は年に2日だけのお休みだとのこと。おかみご自身で各テーブルにご挨拶に回っていた。代わりに部屋でYoutubeで拝見。皆で笑い転げながら過ごす。「これはYoutubeで良かったのでは」と娘の連れ合いはボソッと一言。私も同感。

 

しかし、部屋に戻ると能登での大地震の緊急通報と特別番組が。皆大いに驚き心配して夜を過ごした。

ちゃんと指示通りにEVに乗る

 

翌2日、能登の大きな地震被害に加え、羽田空港で航空機事故の報道。ひどい年明けとなり心が痛む。今日は北国出身の娘の夫を案内して市内を見て回る。自分にとっても高校生まで住んでいた街でとても懐かしい。

最初に常栄寺雪舟亭。雪舟の意匠による日本庭園は今も変わらない。

 



途中母の靴が壊れたりとハプニングがあったが無事リカバーして、瑠璃光寺&香山公園へ。あいにく国宝の五重塔は瓦の吹き替えで養生壁の中。毛利家の菩提寺や鶯張張りの石畳等を見てから、下関名物瓦そばを食べて昼食休憩。





午後は、あまり知られていないが自分たちが育ったエリアの野田神社、豊栄神社、今八幡宮等へ。母がずっと通っていたお茶室緑庵もここにある。とても懐かしい空気。



サビエル記念聖堂に寄ってから、最後に山口が誇る外郎の御堀堂の本店へ。お土産を買ってから生外郎を小上がりで熱いお茶といただく。




娘夫婦とはここでお別れ(幸い翌日の広島発のフライトは予定通り運行された)。軽自動車に乗り切れないので弟と息子は鉄道で瀬戸内の町まで戻った。

大変な災害の年明けとなったが自分達はどうにか無事過ごすことができた。羽田へも4日の便はちゃんと飛んでくれ、いろいろな方に感謝。

 

 

年末京都のお茶の旅

年末の帰省前にちょっと京都に寄り道。仕事納め後に新幹線に乗り、一足早く向かった妻&息子を追いかける。途中伊吹山が雪化粧できれいであった。いつもの宿で夕食をおいしくいただく。


翌日駅で自転車を借りて鴨川左岸の道を北上。朝一番で「出町ふたば」塩大福を買う。お正月の餅を求める地元の方で大賑わい。それから少し東に戻って阿闍梨餅を購入。妻の好物で出来立てを店先でいただく。店内はすっかりお正月飾り。

ふたばのふっくらしたモチ

阿闍梨餅にご満悦


このあとは自分の行きたかった裏千家今日庵表千家武者小路千家の庵がある小川通りを散策。年末で楽焼の美術館や茶道記念館はお休みで、茶道とゆかりのある臨済宗相国寺の龍の天井画も非公開時期だったが、雰囲気は十分味わえた。

裏千家今日庵の門

小川通り /  相国寺はぜひ再訪したい


昼は西陣にある銭湯を改装したという人気のカフェで腹ごしらえ。

 

午後は、北野天満宮にお参り。手水が人感センサー付だったり撫でる牛の背が抗ウィルス加工されていたり、いろいろ変わっていた。


さらにお茶の流れで千利休の住居があったという晴明神社へ。平安時代陰陽師安倍晴明を祀る神社は五芒星とカラフルな色彩で大変ポップな雰囲気だったが、千利休がもお茶をたてる際に使った井戸などもある。秀吉の聚楽第や楽焼、西陣織などもこのエリア。


最後に一条戻橋へ。陰陽師にかかる言い伝えもあり、また千利休の首が晒された場所等ちょっと恐ろしい場所。橋の下の暗がりをちょっと覗いてから退散。

 

裏千家御用達の「塩芳軒」で「雪まろげ」という和三盆の干菓子を買ってから宿に戻った。

 

翌日は朝一番に東寺へ。これまでこの平安時代の古刹にご縁がなかったのだがようやく訪れることができた。立体曼荼羅五重塔等拝見し、観音寺にもお詣り。


その後別行動の息子と別れ、新風館というモールでモダンな京都を味わう。近くの古い和菓子店「亀末廣」で生和菓子等を買って田舎の母へのお土産とする。

混み合う京都駅で無事新幹線に乗り瀬戸内の田舎に向かった。なぜか駅構内でオーストラリア名物Pie Faceが売られていたのでこれが旅の友。

 

クリスマス前後

昼休みに眼鏡を作ったりいろいろ買い出ししたりと年末は慌ただしい。

夜、有楽町でLily James主演の映画を観てから帰宅。街はクリスマス前の金曜日でごった返し。

土曜日、横浜のカモシカスポーツのセールへ。20%引に加えバーコード決済で10%ポイントということで、ためらっていた深型アプローチシューズ(スポルティバのボルダーX Mid)を購入。ついでにクライミング用のPAS(Personal Anchor System) という連結スリング、エバニューの総アルミ厚板フライパンを衝動買い。帰ってからアルミにオイルを吸わせたりして早速手入れ。試しにオムレツを作ってみたが火はよく通り焦げ付かない!

 

午後、クリスマス用にブッシュドノエルを下ごしらえ。

 

日曜朝、ちょっとだけKachilに顔を出して登り納め。4級で一つ残っている白課題はスタート核心を越えられるようになったがあとが続かず持ち越し。左壁緑の3級は比較的大きなムーブの課題で、これはうまくクリアできたのでまあよしとする。

施設にいる義父のところでクリスマスのケーキを食べる。朝仕上げたブッシュドノエルはなかなか評判よくよかった。

 

夜は近所のピザ名店へ。静かで内装もきれいなお店でチーズたっぷりのピザとロゼワインをいただき大満足。家に戻ってから一日早くプレゼント交換をし、自分はフェールラーベンのバッグをもらう。これでお茶やジムの行き帰りが楽になるはず。

 

25日(月)、クリスチャンではないが、駅でスパークリングワインを買って、家族で少し美味しいものを食べてくつろぐ。頂いた山口のおいしい牛肉をたらふく。長期に眠らせていた日本酒フレーバーの濃厚チョコテリーヌも今日こそ出番である。

M山さんの地熱発電を取り上げた新刊「ブレーク」が出たのので早速入手して読み始める。以前の「マグマ」もとても良かったので楽しみ。

火曜、夜にJWallへ。山の会の方々にボルダーの基本ムーブやらをMさんとともにご教授した後、垂壁エリアに移動。10bくらいならリードも問題なく、TLで10c、10dもそれほど苦労なくいける感じ(にしては翌朝筋肉痛)。持久力はなかなか戻らないが、身体捌きの感覚等は自転車乗りと同じであまり忘れないようである。Nさんの小さな娘さんも来て、総勢10人と賑やかで和やかにやれてよかった。

井上尚弥がスーパーバンタム(昔でいうジュニアフェザー)級でも4団体制覇。減量苦もなくなり敵無しの感。まだ30歳。