湘南寺田屋

個人の記録用。元々は山スキーやクライミングの記録用だったが今は料理やらオルガンやら日々の雑多な記録多し。2016−21間はシドニー滞在していた時の記録。23.7月から山の記事はサブブログに移管。以前の記録もサブブログでアーカイブ。

20年たって

土曜日。曇っていて蒸し暑い。早起きして海岸を5km走る。早朝なので人は少ないが、皆がどの程度マスクをしているのかを偵察しながらいく。快適である。結構久しぶりだが、そこそこのペースで楽に走れた。

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2001年の9.11の事件 から20年目。自分は家族とともに10日前の9月1日にサンフランシスコを出国して日本に戻ったのだが、その後の混乱は今も記憶に強く残っている。滞在中にお世話に成ったHさんご夫妻に久しぶりにメールする。

現地の学校ではクラスメートに恵まれたが特に台湾ガールズ(Phoebe & Julia)が良くしてくれたことを思い出す。その後台湾出張等であったりもしたのだそれも随分前になってしまった。皆元気にしていてほしいと願う。久しぶりに台湾カステラを焼いてみた。

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15cm級 スチームで蒸し焼き       /   すぐ縮んでしまうのは仕方ない

 

こちらは昨晩作ったもの。家内の両親へのお見舞いに再度「天の川」製作。富澤商店のレシピ。道具も材料もいつも富澤商店にはお世話になる。

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1999年1月から管理人陶山さんのご好意で続いていた山スキーメーリングリスト(ML)がついに終了となるとの連絡があった。自分が最もよく雪山に入っていた時期にはとても有益な情報源としていた。時代の流れであろうが、愛好者同士の相互扶助的情報網は結構良かったと思う。山の会でご一緒だったOさんの鹿島槍北壁初滑降、その後すでに故人であるが新井氏による北壁ダイレクト滑降を始めとする過激な記録等、刺激を受けたものである(自分は投稿ほぼしなかったが)。管理人さんに感謝である。

 

先週から税理士さんと話したりして、ようやく田舎の諸事も進んできた。ふいと父のことを思い出すことが多くある。

 

シドニーはロックダウン中

シドニーの面々と久々にオンラインで会う。Mさんがついに今週帰国なのだが、コロナ感染拡大が続き1,000人/日以上も新規感染が出る中、きびしいロックダウン規制で誰とも会えないのだそう。自宅から5km内の移動規制、レストランは持帰り(Take-away)のみ、単身者は相互登録した一人とだけ可能なシングルバブル方式、罰金は5,000ドル!とのことである。一時ほぼ感染がなかったことからワクチン接種は出遅れていてなかなか打てないそうである。

3ヶ月ぶりに会っても皆ちゃんと元気な様子でほっとする。明るいシドニーの社会が早く戻ってくることを祈る。結婚したN君とN子さんはまだ国境挟んで別居中。もう少しの辛抱。

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ここ一週間は気温も低く日差しも少ない日が続く。残暑を恐れていたのでちょっと拍子抜け。

6日は唯一のクライミング雑誌Rock & Snowの発売日で、駅ビルの本屋にはいつも一冊だけ入荷する。オリンピック競技の記事もあるので購入したところ、大半が岩場の記事。今のボルダリング人気とは異なる世界である。今回小さく広瀬典文氏の訃報が載っており、日和田女岩大ハングフリー化の中心メンバーとの記載に30数年前の記憶が蘇る。私のようなオールドクライマーの学生時代は、週末に湘南鷹取山やら河口湖近くの三つ峠等にクライミングの練習に繰り出していたのだが、その中でも最もよく行ったのが奥多摩の日和田山。80年代のフリークライミングの潮流を受けてフリー化された女岩大ハング(左、右、中とかルートがあったはず)は大人気で、今でも5.10+〜11前半はあるといわれるハング壁に皆でトライしていた。当時はボリエールのフィーレが圧倒的人気シューズであるが、自分は最初はバスケットシューズで登っていた(その後モンベルのクラッグホッパーというのを買ったりしたな)。氏は70歳を越えておられたが、ガイドとして穂高滝谷をガイド中の墜落とのことであった。ご冥福をお祈りする。

いつも「攀」に来ていたSさんは76歳(!)の時に小川山のボルダー二段(!!)を登ったとの記事もあり、ちょっと信じがたいレベルであり脱帽。

 

娘夫婦がくれたジンギスカンを山のように食べた。少しパワーアップを目指そう(の前に2kg減量!)。娘のつれあいが一年かけて撮影を担当したという猿の島の番組を視聴。猿も大変だと思わず同情してしまう。

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北海道ジンギスカン。うまし。

カブ復活

4年半乗れずにいたカブを整備に出していたのだが、ようやく完了して戻って来た。

国道沿いのMサイクルの若い主人はきちんと対応してくれ、キャブの清掃、タンクの交換、タイヤ前後交換等を終えて古いながらもきちんと走れるようになった。軽自動車税も払い自賠責と任意保険(マイバイク特約)も万端。茅ケ崎市ご当地ナンバーをつけてもらった。久しぶりにバイク屋に行ったが、ちょうどクラシックなSRX(2代目)が整備中。もう30年以上前のモデルだが自分が大型をとった頃に一番好きだったのでつい見入ってしまった。他にもSRやW800(W650の拡張版のバーチカルツインらしい)などもピカピカに磨かれていて惹かれてしまう。とはいえ、まずはこの小さなバイクを楽しみたい。

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 まだ全然距離はでていない         /   整備中だったSRX (400ccモデルとのこと)

 

軽くキック一発で始動し、ことことと耳慣れたおとなしい音。家に戻る前に菱沼海岸までひと走り。なかなか快調であるが、5年ぶりなのでロータリーシフト等ちょっとだけ戸惑う。とはいえすぐに慣れて気持ち良く風を切って走る感覚を思い出す。

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ラチエン通りのつきあたりから見る烏帽子岩はちょうどご当地ナンバーな感じ。

 

海は以前と変わらず広く、サーファーが浮かびジョギングや砂遊びの人でいつもの感じである(人出はすくないが)。江ノ島も箱根の山(雲にかくれているが)もいつも通り。マンリービーチやボンダイビーチとは違うが、やはりよいものである。

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家に戻って、今朝方作っておいた水ようかんを切って仕上げる。今日はこれを持って家内の両親のお見舞いに行くので、金粉など飾ってケースにいれて完成。

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久々Nトレ オンライン

土曜朝、久々にシドニーとネットでつないで、Nコーチのストレッチトレーニングに参加。同じアパートで一緒にやっていたOさんも参加(もうひとりのMさんも最後にカフェから画面に登場してくれた)。

シドニーもコロナ感染が収まらず他州との往来はもちろんだめだし、ロックダウンで外出は5km以内制限、シングルパートナーバブル方式という登録した1名とだけ家の行き来ができるらしい。レストランは当然のようにテイクアウト(豪ではTake awayという)のみ、ジムなどの屋内運動施設は閉鎖(当然クライミングジムも)という状況で、帰国する人の送別会なども全く開けないそう。17日のシドニーラソンもどうやら中止らしい。これからようやく暖かく美しい季節に向かうところであり、早くおさまってほしいと願うばかり。

久々でやりかたの細かいところをついつい忘れていたりするが、マットを敷いて身体を動かすのは楽しい。一時結構開脚前屈ができるようになっていたが、帰国してからはあまり毎日やってなかったので、思いっきり身体が硬くなっている。1時間かけて各部分がやわらかくなったが床面まではまだまだ遠い。ちゃんとやって開脚180度を目指す!

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午前中、Nコーチに以前もらった丸パンの型を使って抹茶渦巻パンを焼いてみる。強力粉200gでちょうどよかったが、生地が柔らかく粘りが強かったので少々苦労。味はばっちりのはず。妻と息子の朝ごはんとする。

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強力粉200g、牛乳160、イースト4g、砂糖20g、塩3g、バター20g、抹茶4g、170度25分

 

午後、「攀」へ。小雨が続いており道は渋滞気味。夕方だったのだが今日は空いていた。6級くらいから丁寧にウォーミングアップしてから、H壁(135度)の4級赤棒にトライ。前回繋がらなかった中間部もあっさりクリアして無事一撃。気をよくする。しかし、その後C壁(105 度)の持ち越し課題赤■でどうしてもラス前1手が止まらず再度持ち越し。今日の相棒は久々にミウラー紐締にしたのだが、小さいフットホールドに安心して乗れるので良い感じであった。若干だがホールド力が戻ってきた感じ。ただし持久力はだめで後半メロメロであった。

鳥の挿絵の原画展

職場の規定で、帰国者向けの健康診断を受診。幸い何もなさそうであるが、体脂肪率にちょっと愕然とする。やはり体重少し絞らないとな、ボルダリングが不調なのもわかるな、と独り言ちするはめになった。

銀座の教文社書店の中に「ナルニア王国」という児童図書のフロアがある。コロナで外出抑制の妻に頼まれた本と資料を買いに行くと、ちょうど鳥の挿絵の原画展をやっていた。作家の梨木香歩さんの「草木鳥鳥文様」という本の挿絵を描いたイラストレーター「ユカワアツコ」さんのもので、精緻で美しい。ヨタカやイソヒヨドリサンコウチョウなどなど。ずっとみていると品が揃ったと店員さんが呼びに来てくれた。日本野鳥の会もサポートしてくれているとのことで、しばし鳥見談義。このあと京都に10月に周るらしいが、下の写真の木の引き出しに書かれたものも含めて原画を販売するのだそう。ジョウビタキはいつもひとりいる鳥だが、前に妻と富士屋ホテルの庭を歩いた時にずっと近くにいたことを思い出した。

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オジロワシにヨタカ

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キジのおやこという作品もあるそう     /  自分の好きなジョウビタキ


ふと思えば、もう9月。サンフランシスコ郊外の街から家族四人で帰国したのが20年前。あっという間である。

ここ1ヶ月、半藤一利氏の二次大戦にかかる書を読んでいる。8月15日以降も正式の終戦の手続きが終わるまでに随分といろいろあったことを知る。

 

 

 

 

練習仲間再結集

シドニーに行く前の2016年まで続けていた電子オルガン練習仲間のKさん&Iさんと再開。マスク姿であっても懐かしい顔はすぐわかる。

Kさんはずっと続けていたので、さらにとても上達していて両手両足演奏やヒール&トゥなど多彩な技も身につけていた。Iさんは家族にいろいろなことがありしばらくお休みされていたそうだが、再び弾きたいとのこと。自分もピアノの練習は始めたもののまだ先ははるかに長く、電子オルガンも弾きたいと思っていたところなので、緊急事態宣言が解除されたらばまたぜひやろうということになった。早くそうなると良いのだが。

会場はお二人の住まいに便利なターミナル駅の近くにある。気づけば、自分の職場からも地下鉄一本であるし、帰宅もすわって直行で帰れるので悪くはないと思う。

とりあえず申し込みだけして今日はお別れ。

Iさんからお土産を頂いてしまった。ありがとう。

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こんなバラをいつかチョコレートで作ってみたい

古くて元気なものたち

 

週末は相変わらず田舎のことをいろいろと進めなくてはいけないが、それでも少し時間もできてきた。暑いので、前から作りたかった水まんじゅうと塩あずき大福を作ってみる。材料があればそんなに難しくなく、電子レンジだけで完成。

Pen-Fとフォクトレンダー25mm(50mm相当)f0.95レンズで撮り、Wifiで携帯に取り込む小技を覚えたのでしばらくは使ってみたい。

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ケースに入れるとちょっと美味しそうに見える?

ついでに周りのものもいろいろ撮ってみる。マニュアルレンズのボケ味もよいものだ。

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引越し荷物の片付けとあわせてずっとしまいこんでいたものたちの整理や処分もちんたらとしているのだが、93年頃のオールドマックColor Classic IIはしばらくコンセントにつないでおいたらちゃんと起動!懐かしい起動音。ファイルメーカープロ、スクリーンセーバーSim Cityにフライトシミュレーター等々も完動。それにしてもメモリー8M、内臓HD180Mで3.5インチFD利用などというものが約20数年ぶりでもちゃんと立ち上がることに驚いた。シェル型Mac Bookも15年ぶりくらいでこちらもちゃんと起動。これではなかなか捨てられなくなるものだ。

 

日曜、週一クライミングで「攀」へ。毎日グリップトレーナーを握ってたおかげか。4級(C壁うすかぶり)ひとつ一撃、あと2つほどあと1手までどうにかつなげる。オーナーのAさんとクラシックな外岩鷲頭山のルートの話など。コスミックダンサー(12a?)を数年前にブラシでクリーニングして登ったそうな。その5年前くらいにメイズ(10d-11a)、ETハング(11b-c?)を自分も掃除しながら登ったような気がする。もう思い出せないが外岩の感触が指に戻ってくる。