湘南寺田屋

個人の記録用。元々は山スキーやクライミングの記録用だったが今は料理やらオルガンやら日々の雑多な記録多し。2016−21間はシドニー滞在していた時の記録。23.7月から山の記事はサブブログに移管。以前の記録もサブブログでアーカイブ。

大山南尾根ロングウォーク

16時15分、快晴の予報の週末の土曜、久しぶりに長いルートを歩いてみることとする。日は短いが気温が低く歩きやすい季節である。毎朝見ている丹沢大山の南に延々とのびる尾根を秦野駅まで歩くルートに行ってみることとする。

いろいろあって出発が遅くなり10時半の相模線で厚木周りで伊勢原に向かう。ちょうどこの秋から導入された新車両が来ていた。単線の相模線はところどころすれ違い待ちでゆっくりであるが西側に大山と真白な富士が見渡せて心地よい(が時間が気になり若干やきもき)。

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車窓からの大山。今日は左に伸びる稜線を延々と歩く

 

伊勢原から大山ケーブル行きのバスに乗り換え、ようやく12時ちょうどのケーブルに乗る。赤や黄色の紅葉が美しい。6分で大山神社下社駅に到着。

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山麓から中腹はまだ紅葉の時期

 

12時20分、下社にご挨拶をして急なまっすぐな階段を登って出発。時間が遅くなったので少し足早に登る。結構登っている人は多いので先に通していただき、明るい稜線に出て右折し、山頂に13時15分到着。トレランの人1名、今日3往復中とのアメリカンの2名に抜かれたが、まあ早いペースで順調。相模湾方面も富士山もくっきりと見通せる気持ちの良い山頂。

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空気が透明な明るい山頂


水とパンで栄養補給して10分後に下山開始。往路を戻りヤビツ峠への道を分け、13時45分下社への道と別れると急に人はいなくなる。誰もいない道を下って行く。結構寒いので綺麗な紅葉の木の下でちょっと止まって綿のヤッケを着込み、水をパンでエネルギー追加。14時30分に木製のベンチがある蓑毛越に到着。

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今回も古いLL Beanの革靴              /   蓑毛越はちょっとした休憩地

 

ここから緩やかに登って浅間山の稜線を歩く。徐々に日が落ちてくる中、薄暗い針葉樹の人工林。この南北の稜線を跨いでのびる大きな送電鉄塔や電波塔が設置されている。古い大山参道であり古道の看板などもある。稜線上を徐々に高度を下げお地蔵のある鞍部まで下ってから高取山に大きな登り返しとなる。日が落ちてきており、念のためザックの中から小さなヘッドランプを取り出して胸ポケットに入れておく。15時35分、見晴らしのきかない山頂に到着。弘法山まであと4km、さらにその先権現山を越えて秦野駅まで6kmくらいか。

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日が落ちてくるのでちょっとペースを上げて行く。冬至が近いこの時期は日暮れが早い。低い逆光で紅葉が美しい。日が箱根方向にかかる中、弘法山への整備された道を登る。16時15分、富士がシルエットに変わり暗くなった山頂に到着。この辺りはハイカーで賑やかなはずだがさすがにこの時間になると誰もいない。

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冬の日暮れは思ったより早く、どんどん暗くなってきた

ここからは半分公園のようなものであるが、月の光だけではなかなか歩きづらい。夜の犬の散歩や散策の人がちらほらいる。駐車場を過ぎて最後の権現山に向けて階段を登る。山頂の展望台の右側に秦野へのくだり道をようやく見つけ、ランプを手に下って町外れの温泉施設のあたりの舗装道に17時20分に到着。近くのコンビニでジュースを買ってダウンを羽織り、Google Mapを見ながらあと2km歩いて17時55分、秦野駅に到着。結構足が疲れた。うちに戻って風呂に入りロング缶を空けた。久々に日本の山道を存分に歩いて結構満足。

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権現山で秦野への降り口を探し    /    ようやく温泉施設前の舗装道に降り着いた

[標高差] 上り(約900m)、下り(約1,700m)
[距離]    約15km

  下社(750m)     12:20

  大山(1,252m)  13:15/13:25

  蓑毛越(約650m) 14:30

  高取山(556m)     15:35

  弘法山(253m)  16:15

  権現山(243m)     17:00

  秦野駅(100m)     17:55

[機材] OM-D E-M5 + M.Zuiko 14-150mm

 

日曜日、朝起きてまずはマドレーヌを焼く。ココアとプレーンにそれぞれオレンジピールとチョコチップを入れてちょっとアレンジ。以前もらった大きなニュージーランドのバター缶詰をついにあけて利用してみたがなかなかよい味だと思う。

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朝10時の開店に合わせて「攀」へ。寒いので日和ってカブではなく車で行く。昨日の筋肉痛で両足が痛く足裏にはマメも。しかし最近体重を落として来ていることもあり動きは悪くない。60代と思われる小柄なクライマーが上手に登るのを見て刺激を受ける。スローパーでの手の入れ替えムーブやフットホールドの捉え方等、話しながら教わる。

午後は妻に付き合って両親のお見舞いに行き、戻ってから電子オルガンの練習をしておく。やることたくさんである。