湘南寺田屋

個人の記録用。元々は山スキーやクライミングの記録用だったが今は料理やらオルガンやら日々の雑多な記録多し。2016−21間はシドニー滞在していた時の記録。23.7月から山の記事はサブブログに移管。以前の記録もサブブログでアーカイブ。

初ボルダリングとコアラ

渡航後一週間、そろそろクライミングに戻らなくては。今日は大変肌寒く日中の最高気温は17度。時折雨も降り風も強い。が、オージー(特に白人)は寒さに強く、背中を出したドレスの人もいる。一方でコートを着ている人もいるなど、なんだか季節感は狂いっぱなし。ハロウィングッズも売っているが、早くもクリスマス用品も店頭に並ぶ。と言いつつ「スプリングセール」などやっているのでどうにもまだ馴染みにくい。

車の運転に慣れるため、今日はコアラを見にいくこととする。最初にサイドミラーを起こそうとするのだがどこにもスイッチがない。至れり尽くせりの装備なのだが...?答えは、そのようなものはないということであった。手でバチッと起こしていざ出発。ナビがあるが目的地は住所入力が主。iPhoneと両使いでセッティング。北上した街にある元々はコアラの保護病院施設からできたという「コアラパークサンクチュアリ」を目指す。下道はランアバウトとかありなかなか慣れないが、高速に乗れば割とわかりやすい。下道は皆結構飛ばすが、高速はおとなしく運転している。途中、ワライカセミや野良孔雀などいろいろ鳥類を見かけた。

約30分で到着。タロンガ動物園は大賑わいとのことだが、ここは極めて緩い運営。切符係に声かけして27豪ドルのチケットを購入。ちょうどコアラの餌やりの時間なので急いで行ってみると、10人ほどの観客と飼育係がコアラを囲んでいた。飼育係が抱いている1頭の他に3頭が木にしがみついている。結構動くときは早いが、止まるとずっとじっとしている。勝手に柵に入って撫でたりして良く、小さい子がそっと触っていた。可愛らしいが、ボリボリ尻を掻いたりしており、人間のおっさんだったら顰蹙ものかもしれない。

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おっさんである

他にも、ワライカセミ(Laughing Kookaburra)や白いオオム(White Corella、どこにでもいる)など普通に見られる鳥や、豪州犬ディンゴの夫婦、グレイカンガルー、ワラルー、ワラビー(Swamp Wallaby)など。カンガルー系は雑に飼われていて、通路にでて来てるのもいた。勝手に柵を開けて入るカンガルーエリアもあるが、誰もいないので一人で10頭ほどのカンガルーに順に餌をやる。カンガルーはおとなしくそっと枝を握って立っていたりする。皆お行儀よくゆっくりやってきてそろそろと食べている。奈良のシカも少し見習うと良いのではなかろうか。ちなみに手洗い水道はあるが石鹸はないなど大変おおらか。

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お行儀の良いグレイカンガルー / ワラルー (カンガルーとワラビーの間くらい)

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ディンゴは仲の良い番い / 木もでかい

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いろいろ放し飼い状態

再び高速で自宅側まで戻り、クライミングジム「Climb Fit」で初登りとする。先般夜に来て会員登録をした時と打って変わって今日は子供達が山のように来ている。どうやら課外活動や地域ぐるみでのイベントのようで、風船や飾り付けなどもしている。日本のジムと大きく異なり、縄梯子登りやトンネルくぐりなどフィールドアスレチック的な施設もたくさんあり、またクライミングはほとんどがトップロープルートになっている。今日は1日券(17$)を払い、シューズもレンタル。ボルダリングエリアは全てハング壁で、奥に高い壁、手前に非常に広く長い壁の構成。全て手足限定でホールドの色でルートを区分するタイプ。先週コンペがあったためルートが限定されているとのことで、グレーディング体系は今日はよくわからなかったが、大体5級くらいと思われるものを中心に10本くらい登ってみた。どこでもそうだが、大変上手な女性が一人きれいな登りで上級ルートを軽々こなしており、また常連と思われる何人かが登りこんでいた。少し話もしたがやはりボルダラー同士は気楽で良いものだ。

f:id:teradaya:20161022224349j:image:w300郊外のこんなビルの中。

f:id:teradaya:20161022222029j:image:w300子供がたくさん

f:id:teradaya:20161022224347j:image:w360規模はでかいが皆トップロープ

f:id:teradaya:20161022222046j:image:w300ルートはこんな決め方(コンペ用)

f:id:teradaya:20161022222048j:image:w300横長エリア(高さは十分)

船便到着までまだかかりそうであるし、そろそろニューシューズも欲しかったので、電車で2つ隣の町にある山道具屋(その名もずばり「Mountain Equipment」)に行ってみる。小さな店だが一通りなんでもありそう。ボルダリング用にスリッポンタイプが欲しいと応対してくれた店主のクリスさんに話すと、店員でクライマーであるサムさんを呼んでくれた。彼は日本語を勉強中という若者で昨年二週間小川山で登ったとのことでClimbFitでもバイトしていたそうだ。的確に助言してくれるし、日本語も結構上手なので大変ありがたい。外岩ならやはり郊外のブルーマウンテンエリアだとのこと、ぜひ一度行ってみたいものだ。

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スポルティバ「コブラ」(の新カラーの方)を購入 (サイズ41。ソールはGrip2)

夕食をちゃんと作ってプロテイン補給。オリーブやケイパーは割と安いが、サーモンや肉は日本よりちょっと高め。

パンも焼いたが少し火力が強かったのか焦がしてしまった。

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f:id:teradaya:20161023074602j:image:w300隣町のモールは日本と近い雰囲気