湘南寺田屋

個人の記録用。元々は山スキーやクライミングの記録用だったが今は料理やらオルガンやら日々の雑多な記録多し。2016−21間はシドニー滞在していた時の記録。23.7月から山の記事はサブブログに移管。以前の記録もサブブログでアーカイブ。

田舎の実家とクライミング観戦

山の日の3連休を利用して瀬戸内の町にお盆の帰省。

木曜夜7時半の広島行きのフライトは台風6号の風の影響で機材到着遅れで1時間ほど遅れてしまい、広島市内にはかなり遅く到着。にわか雨の中、先行していた妻と息子が待つ東横インに無事到着。

翌日、原爆ドーム、慰霊碑、資料館を訪れる。小学校の時以来かもしれない。資料館には入場待ちの長蛇の列。外国からの訪問者が半分以上だが日本人の家族連れや若者も多い。館内も大変混んでいたが、誰もが静かにしっかりと見て回っていたのには少なからう驚いた。本館のメインの展示の後の渡り廊下は本当に静かであった。

 

自分たちもかなり時間をかけてみてから、市電で駅に戻って駅中で広島お好み焼きをたくさん食べてから山陽線で移動。

実家はちゃんと庭剪定、草刈りも済んでいて大きな問題はない。母の短期記憶の定着はだいぶ衰えがあり繰り返しが多いが、それでも朗らかに暮らしている様子なのは良いこと。冷蔵庫の中の食材がずいぶん少なく、卵や牛乳、野菜がほぼなかったので買い出しをする。息子と2人で具たくさんのカレーをつくって馳走する。

翌日も妻を中心に料理や足りない品をいろいろ買ったり、古い食材を処分したり。亡き父も好きだった漁協の土曜市で買い出しにいく。母も喜んでいてよいこと。戻ってから、鱧はつけ焼きに、コチの開きは天ぷらにする。また良い鯵もあったので息子に捌き方を教えながら刺身にする。初めてでありまた左利きなのでなかなか最初は苦労していたが、それでもぜいごを落として三枚開きにし、皮も手で剥がして無事刺身にできた。女性陣にも受けよし。この間に妻もゴーヤチャンプルを作ってくれて豪華な夕食となった。スイカも買ったが、母には初物だったようでこれも喜んでくれた様子。

弟からの連絡で、叔母(父の末妹)が入院手術との話を知る。従兄弟(叔母の長男)が仕事帰りにやってきて状況を教えてくれた。いろいろ運がよく繋がり、最悪を回避できたようである。地域医療機関でコロナが再拡大しつつあるようでなかなか面会もできないようであり、当然見舞いにもいけないのだが少しばかりお見舞いを包んで渡した。

この日は、午後にクライミング世界選手権の女子決勝(ボルダリング・リードの複合)があり、また深夜に男子決勝があり、NHKが生中継をしてくれる。こんな時代になったのかと思いつつ観戦。女子は当然第一人者のヤンヤ・ガンブレットや日本の森が強かったが、10代も多くなる中ベテラン34歳の韓国キム・ジャインが久々に決勝に出ており、リードでは2位と活躍。中継はあまり触れなかったがすごいことだと思う。男子は、ヤコブシューベルトが圧勝。外岩の名手でもあり山の岩登り出身者としてはやはり嬉しい。その点で稀代のクライマーであるアダム・オンドラも決勝に出ており、ボルダリングでもちゃんと上位にいることは素晴らしいチャレンジだと思う。そして、楢崎兄、安楽の日本勢の活躍ももちろん大いに嬉しいことであった。

予想を超えた解決策を目の前でさっと示されると人は強く魅せられ快感を覚えるのだそう。スポーツクライミングのムーブ解決や将棋の名一手など、現在の中継解説技術(比較映像やAI形成判断等)もあって強くそれを感じる。というような話を弟とLineで交わしながら楽しく観戦した。

日曜。買い出し等してから、寿司満へ。あいにくお盆の回席等でいっぱい。上関のレストランSに転戦したが、ここも帰省の家族でいつにない満席。すぐ近くの温泉施設のレストランで海鮮&車海老等のランチを皆でいただく。

 

日曜の家に帰京するので、6時前の在来線に乗って空港へ。幸い乗り継ぎ等がまあまあよく順調に帰宅。

出発直前まで肉詰ピーマンなど作ってくれた