湘南寺田屋

個人の記録用。元々は山スキーやクライミングの記録用だったが今は料理やらオルガンやら日々の雑多な記録多し。2016−21間はシドニー滞在していた時の記録。23.7月から山の記事はサブブログに移管。以前の記録もサブブログでアーカイブ。

瀬戸内の町と西の京

自分もワクチン3回目接種から一週間、また高齢の母も接種を済ませたことや、瀬戸内の実家エリアのコロナ感染も収まりつつありまん延防止措置も解除となることから、久々に様子を見に帰ることとする。2日前にPCRも陰性を確認。いろいろ気を使う。

1日休みをとって、始発列車に乗り6時台のフライトに乗る。向こうで平日にやる事務手続きがあるので早めに着きたいのだが、間引き運行なので選択肢はない。さすがにこの時間の便は空いている。

 

左側前方席であったが、快晴で湘南海岸、箱根山が良く見える。周囲に誰も乗客がいないので南アルプス上空に差し掛かったところで右窓側から眺めていると、甲斐駒・仙丈、北岳の上空を通過してくれ、銀嶺の眺めが美しい。あまり貼り付いてみていたのか、乗務員の方に尋ねられご一緒に山を見る。中央アルプスもよく見えたが、さすがに北アルプスや頚城、白山等は冬の吹出しの雲と混じって見分けがつかない。

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湘南海岸(うちのあたりも良く見える)  /  伊豆大島も思うより近い。相模川河口

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箱根山の外輪山と中央に神山  

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御殿場の演習場?          /   南アルプス主稜と右に前衛の鳳凰三山あたり

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たおやかな仙丈ヶ岳と鋭鋒甲斐駒ヶ岳

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北岳バットレスと大樺沢(と思う)    /   中央アルプス伊那谷

 

席に戻って名古屋上空、瀬戸内の多島海等みながら無事着陸。機内誌が豪州パースのワイルドフラワー特集なのでリクエストしていただく(半分のミニサイズになっていた)。19年末に帰成田ーパース便が運行を開始したときはぜひ妻と行こうと話していたのだが。コロナ前の夢のような頃。ANAシドニーの方々がとても頑張っていたのに。早く再開できる日が来るようにと思う。山陽線に乗り継いで海を見ながら予定通りに到着。

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朝食。美味しい              /  名古屋上空

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いつもの瀬戸内多島海        /   ミニサイズ。山野草好きの母に取られた 

f:id:japaneseclimber:20220218095744j:plainかつて連合艦隊の泊地だったあたり。

実家で父逝去後のいろいろ金融機関・公共料金等の事務仕事、裏山や庭のことをバシバシとやっておく。平日は貴重である。

明日から雨の予報なので母を連れ出して冠梅園という梅の名所に行ってみることにする。なにせコロナでお茶や山野草等の活動も一時休止中で、行動範囲が狭まっているのが心配である。

ここは県内最多の梅の樹が植えられているそうだが、さすがに早過ぎたようでまだちらほら程度。まずは、園内レストランで食事をしたのち少し見て回り、名物の梅大福を買った帰る。

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梅園のレストランはしゃれたフレンチになっていたが、しっかり釜飯をいただく母

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蝋梅は満開

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夜は好物の「ケンチョウ」を作ってもらう。やはり山口県の冬はこれが一番。大根がうまい。

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ケンチョウとあさり味噌汁。刺身もうまい / いろいろ届いてるお菓子を食べる(源吉兆庵 )

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名物の梅大福(中に梅が丸々一個入っている) / これは源吉兆庵のサブレ(妻セレクト)

翌日は終日冷たい雨の中、山口の家をチェックしにいく。普段空けているので心配だが、母一人で運転して行くことは難しいので自分がいるときにみておく。

かつての「ちまきや」デパートは今は井筒屋になっているが、本当に久しぶりに行って上の階のレストランでお昼を食べる。ちょっと忘れ物騒動等もあったが、やはりデパートは親切。人間国宝の焼物展などやっていて母には大変よいことであった。

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米屋町のデパートから県庁や鴻ノ峯(懐かしい)

家は幸い特に問題はないのでご近所に挨拶をしたり簡単な掃除をしておく。母の茶道具も見せてもらうが、10年、20年空けてないものもあるようでちょっとびっくりであるが、保存は良いようでよかった。

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お土産用に山口駅前の御堀堂(みほりどう)本店で外郎を買って帰る。久しぶりだがここのが一番美味しい。雛人形も飾られていて西ノ京の雅。

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やはり御堀堂のが一番美味しいと思う。わらび粉でとても上品な甘み。

 

雪にならないか気にしながら、雨の中を高速を走って戻った。TVでちょうどオリンピックのカーリング女子日本代表が決勝進出を決める一戦をやっていた。そういえば、次回イタリア冬季五輪から、山岳スキーが種目となるらしい。ボルダリングに次いでまたも時代が自分に追いついてきた?TLTテックビンディングで駆け登る?本場アルプスでの競技はちょっと楽しみである。

 

翌朝、晴れ間は出てきたが冬型強まりときどき雪がちらつく。再び飛行機で戻るが、今度は半分くらいの席が埋まっていた。低気圧を追い越して飛ぶので、駿河湾沖から房総半島を回り込んで行くルート。どうせ視界はないだろうと高をくくって携帯をコートにいれたまま預けていたら、雲上に富士が顔をのぞかせていてカメラがないのが残念であった。

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雪がちらつく               /   空港にも立派な雛飾り