正月の朝。日の出前に鎮魂碑のある山に近所の方々と登って初日を拝む。2年前は杖を突く父の背を押してゆっくり登ったが、今回母は元気にどんどん登るのでちょっと安心。コロナなので猪鍋はなしだが、焚火と飲み物で暖かい。どこも久しぶりに子や孫が戻って来たと話している。高齢世帯ばかりでありなかなか残った時間は長くはないのである。父が亡くなる際にはわずかな時間しか会えなかったので、貴重な時間を母と過ごす。
家に戻って、福茶(梅干+砂糖+お茶)を一服してから、いつものお正月の料理を食べる。今年はまだ服喪期間であり、初詣は遠慮とする。父はいないが、母は少し喜んで元気がでたようである。弟と息子と熱燗を飲みすぎて妻に叱られたりである。いろいろ難題が多いのであるがひととき水入らずで過ごす。
母が得意な煮物と黒豆(古い五寸釘の束を入れて色づきよく煮てある)
当地の餅は、売っているのも皆丸餅(ヨモギ入りのあん餅などもある)
寅年のお土産。鎌倉源吉兆庵。
3日、箱根駅伝は最終区で法政大が逆転で10位に入り来年のシード権獲得。職場が近くだったりご縁のある大学だが、危うくルートを外れそうになったのが「寺田交差点」なる名所というのもまたご縁か。