今日は終戦の日。昨晩からの雨も上がり、良い天気になったので9時半にセントレナード公園(St Leonards Park)で定例のNコーチのトレーニング指導を受ける。いつもはそこそこ空きがある駐車場がほぼいっぱいで最後のひとつにようやく駐車。隣にパトカーが駐車中。
この公園には戦没者慰霊碑があり、今日は記念式典が行われていたためと知る。バグパイプの楽曲とあわせて30人ほどの方が参加していた。コーチも長崎の出身であるし(なんと防大にも合格していたそう)、自分も瀬戸内であり、しばしそんな話をする。
慰霊式典 / テレビのニュースでも退役軍人のニュースが多い
黙礼して少し離れたエリアで下半身トレーニングをやっていると、陸上競技の中学生の女の子2人を指導するコーチ(風のように走っていて羨ましかった)、気合の入ったラグビーの高校生チームなども周りでトレーニング中。自分は最近柔軟性とあわせて臀部の強化中。一週間ほどランニングを休んで腰痛を和らげ、あわせて腰に来ないよう筋力強化としたい。
一旦家に戻り、正午に北の方向に向かって黙祷。75周年目の日である。
午後はゆっくりと散歩することに。こちらに4年近くになるのに、それでも行っていないところがある。コーチオススメのコールローダー(Coal Loader)に散歩に行ってみる。Ball Headという半島は以前行ったことがあるが、この途中にかつての石炭荷揚げ施設跡地があり、今はサスティナビリティーセンターという看板で農園やカフェ、散策トレイルなどがある。
よいカフェがある / ここもコロナ対応中
1900年代前半の古い建物や朽ちかけた木製桟橋、灯台のブイ設置や気象観測に活躍した船などがシドニー湾の内側にある。気持ちの良いテラスカフェがあるので、コーヒーを買ってから歩いてみる。湾を見下ろす散策路を半島先に向かって歩くと、3本の長いトンネルがある。天井には空気穴の跡もあり、おそらく以前はベルトコンベアが通っていたのではと思いつつ、中を抜けBall Heas方向へ。
ちょっとしたブッシュウォークトレイル
このあたりには、トレイル沿いに5mほどの砂岩の岩壁があり、ちょっとしたクライミングができそう。ついうろうろとルートを探すのはクライマーの性。
突端までいくと変わった角度でブリッジからシティに展望が広がる。静かな展望台でぼっとしているとブッシュターキー(Australian Mountain Builder、オーストラリアツカツクリ)が二羽。人慣れしていてコーヒーカップを突かれそうになり追い返す。足で土を掘り返すのはこの種の特色(枯葉の山を作って卵を埋め発酵孵化させる習性がある)。ぐるっと一回りしてから買い物して帰宅。今日はゆっくり(鼻の頭に大きなニキビができて腫れてしまった)。
結構こわい顔 / 行ってしまわれた
200815 Australian mountain builder at ballpoint
きっと元は貯炭場。今は個人ミニ農園になっている。
夕刻、昨日から続いている名人戦第6局をAbema TVで見る。実はシドニーからも見れる事にようやく気付いた。100手にも至らず渡辺二冠がついに名人獲得。若いとはいえ豊島さんもさすがに強行日程でしんどかったのであろうか。
夜、もういちど、昨日見たのの続編「この世界の(さらにいくつもの)の片隅に」を見ることにする。今日はゆっくり穏やかに過ごす日。
[機材]
Olympus Pen-F + フォクトレンダー25mm f0.95