湘南寺田屋

個人の記録用。元々は山スキーやクライミングの記録用だったが今は料理やらオルガンやら日々の雑多な記録多し。2016−21間はシドニー滞在していた時の記録。23.7月から山の記事はサブブログに移管。以前の記録もサブブログでアーカイブ。

入国隔離の実情?

コロナ騒ぎが収束してきたことから、ブッシュファイアの関連の報道などもようやく出てくるようになった。王立委員会(Royal Commission)の報告では、煙等により昨年ブッシュファイア関連で亡くなった方は4百数十名とのこと。豪州で新型コロナでの死者は現在100人なので、4倍以上となる。

f:id:japaneseclimber:20200525084605j:plain 従業員全員感染無し証明の掲示

特に重要な業務と認定される場合等で、特別な許可を得ると、今でも入国できる特例もある。周囲に数名の日本人の事例があるが、一人の方に状況を聞いてみたところ、

・羽田で搭乗する際に航空会社で特別許可の確認をしてくれるのだが、比較的年齢の若い(体力のある?)職員も多く、希な例なので1時間以上かかった

・機内はガラガラ。ビジネスクラスも3人とか。マスク・手袋で飲み物等のサービス(夜行便でもあり食事はスキップしたそう)。

・入国時もイミグレーション、検疫とも意外なほどスムーズに通過。しかし、その後迷彩服の軍人に全員拘束され、バスで行き先も告げられずに連れて行かれ、ホテルに入る(市内高級ホテルだったそう)。ロビーは素通りで部屋に連れて行かれ、鍵は渡されず一歩もでないようにと通告される。食事は廊下に置かれ、食べた後に食器を出しておく。シーツ等リネンは週一回差し入れされ、自分で交換して廊下に出しておく。差し入れはロビーで軍関係者に渡すと届けられる。ウーバーイート等で食事の取り寄せはできる。テレビ、インターネット等は使えるが、窓は開けられない(すぐ飽きるそう)。

・食事の際、メッセージが添えられていて、「あと◯日」「あなたは一人ではない」等。結構励まされるそう。

・2週間たつと出ることができ、知人に迎えに来てもらって無事入国。ちなみに、宿泊(食事込)は政府負担で無料。

 

職場の人たちの意見も聞いた上で、携帯電話に追跡アプリ「Covid-Safe」を入れることにする。なぜか自分のiPhoneにインストールしようとすると「あなたの国、地域には対応していない」とのメッセージ。Apple IDの地域登録が日本だからと思われるので変更を試みるも「現在国の変更はできません」とのこと。いよいよ困って、止むを得ずもうひとつIDを登録し、ようやく「Covid-Safe」を無事設定。しかし、こうなるとクラウドでのデータ連動や音楽データ等がPCや私用iPhoneと連携されず、またApple Payで登録していたデビッドカード等も入れ直しとなる等、調整が大変。いつものようにランニング帰りにコーヒーを買おうとしたら支払いができなかったが、馴染みの店員に笑顔で許してもらった(次回にまとめて支払い完了)。

f:id:japaneseclimber:20200526230921p:plain こんなのが常駐する

 

国民なるべく多くで「Covid-Safe」を使うことで感染追跡をするとの作戦であるが、プライバシー保護もさておき、そもそも導入は結構骨である(まあ、自分のITリテラシーが低いからかもしれないが、より高齢の方には辛かろうと思う。子供に聞くのが一番か)。思えば、VTR会議、オンラインチャット等を導入し、PCと携帯のどちらでも使えるようにセッティングしているが、ついていくのが結構大変。メールもいろいろな端末で連動しているはずだが、フィルターが機能しなかったり、カレンダーが連動しなかったり、いろいろある。まあいいか、と思っていないと几帳面な人は耐えられないかも。

 

最近雨がちであるが、気温が低いので晴れ間を縫って5kmランを継続中。月間100kmくらいでぼちぼちと。