もはや、人との距離を保ち、換気のいい屋外か自宅にいる意識が町中に浸透している。
週末なので買い出しに近所のスーパーに行ってみる。肉や野菜は普通に並ぶようになったが、ペーパー類は引き続き品切れ。缶詰や冷凍食品も品薄。パスタや小麦粉も。少し買ってかえる。
良い天気でもあるので、テラスでバーベキューとする。屋外で換気もできるのでちょうど良い。草を抜いたり掃除をしたりしてから、炭火で肉や野菜を大量に焼いて食べ、ワインも飲んだので、皆ベロベロで寝ることになった。少しはストレス発散できたかも。
変な看板のレストランができていた。 / クラシックなバーベキューセットが稼働
肉やらなにやら
翌日は、快晴であったので郊外の海岸ハイキング(Coast Walk)にでかける。以前歩いたコースを南につなげるコース、クージービーチ(Coogee Beach)からマロブラビーチ(Maroubra Beach)の海岸ハイキング。
”コロナに気をつけ、固まっての大騒ぎは控えるように”との勧告があるなかボンダイビーチで昨日「Unacceptable Behavior」（受け入れがたい行為）があったとして、今日からビーチは閉鎖とのこと（要は距離を1.5m等のSocial Ditanceを取らずに密集して遊んでいたため）。
Un-acceptable behavior
パトカーもいたが、しかし結構日光浴している人はいる。屋外で陽が注げばウィルスも大丈夫ではと思う人たちか、地元っ子は犬を連れたりカップルでウォーキングをしている。もちろん十分距離(Scial Distance)をとっており、確かにこれなら安全な感じがする。
我々も、周りに誰もいないところに陣取って、バーナーで湯を沸かしてラーメンや蕎麦を食べる。
再び歩き始めると、ハイカーが一名近寄ってきて沖合を指さすと、大きなクルーズ船が遠くを沖に向かっていくところ。「F******ing なウィルス船がようやく出て行くよ」と言われ、19日に着岸して、検査結果前に乗客を降ろして大批判を浴びていたRuby Princes号と気づく。なかなか反応に窮してしまったが。
途中、一旦海岸から離れて住宅地を歩くが、本当に普通のきれいな街。1km迂回してから、再び海岸へ戻る。岩と海をみてゆっくり行くと、マロブラビーチ(Maroubra Beach)が近づいてきて、手前の大きな芝生公園へとたどり着く。気持ちの良いところで、小さな子など連れて凧揚げをしたり、ラジコン飛行機を宙返りさせたりしている。車で移動してこうして広いところで遊ぶならウィルス感染も防げよう。
遠くにマジックポイントの岬 / ビーチライブラリーに本がたくさん。
大きな波が来ているが、ダンパーでサーファーは少ないよう/
ガラガラのバスに乗って市内に戻る。それでも車内でせきなどできない雰囲気（お年寄りがちょっともめていた）。タウンホールで電車に乗り換えたが、ほとんど人通りがなく不気味。貸切車両で帰宅。夜にさらに外出制限が強まるとの噂もあり、日本企業御用達の店でいつもお世話になっている「さかなや」へ行き夕食とする。
閣議の後の首相の会見で追加発表があり、翌日正午からレストランやカフェもテイクアウェイのみとするとのこと。お店にお礼を言って帰宅。
自分も、明日中に体制を整えて在宅勤務とすることを決意。なんとも重苦しい空気である。
