4日(月)友人の命日。東京の仲間と連絡を取り、いつも通りお花を皆で手配。合掌。
少し前に訪れたQLD州は亜熱帯で大規模洪水が問題となっていたが、今回は旱魃が問題となっているNSWの内陸部に向かった。国土が広大であるので、地域ごとに問題は異なるのだが、うまく融通できればよいのにと思ってしまう。
空港に向かう途中、サーキュラーキーにクィーンビクトリア2世号が停泊していた。大きさは最大級ではないとはいえ黒い塗装の巨大な船体はちょっと他とは違う雰囲気がある。
いつものプロペラ機で外を眺めていると、山火事(Bush Fire)の煙が立ち上っている。どうやら計画的なもののようであり、Tamworth空港には空軍ヘリと軍の人たちが何人もいた。円形スプリンクラーによる緑のサークルを見ながら到着。天気の良い日で嫌いな夕焼けであった。が、雨はとても降りそうもない。灌漑用のダム(Keewit Dam)の水は満水時の1%未満でほぼつきかけているそう。
QV2 / ブッシュファイアらしき白煙
翌日、諸事情で夕方のフライト(というか1日2便しかない)まで時間が空いてしまったので、地域の名所を訪ねてみる。
1つは、Mt. Kaputar National ParkにあるSwarn Rocks。断面が5角形の柱状節理の大きな岩(高さ60mくらいか?)。かなり脆そうであり、クラック部分も登攀には適してないように思うが、特に登られている様子もない。駐車場から徒歩15分くらいだが、何しろ日差しが強くて到着時には大汗となる。
そんな中、バードウォッチングをしている男性が一人。足元に青いルリオーストラリアムシクイ(Blue Wren)が数羽。ピンと尾を立てている。体重わずか10gの小さな鳥である。残念ながらiPhoneしか手元になく写真は撮れず。
結構高度があるが、少々脆そうな気配 / 鳥見の同好の士を発見
引き続き、ザ・パークス電波望遠鏡 (The Parks Radio Telescope)を尋ねる。ここには直径22mの大型の電波望遠鏡のパラボナが6基、うち5つはレールの上を移動することができる。CSIROという豪州の研究機関のもので、自転による回転にあわせて各基を移動させ、巨大なひとつのパラボナを模擬することができるそうだ。空気がきれいなことと、南極の軸を中心としたときに十分な距離がとれる最適な位置であるからだそう。なかなかよい解説ビデオがあって、引き込まれてしまった。
電子レンジを持ってくる奴はいないと思うが / 毒蛇には注意!
6基設置 / うち5基は長いレールを移動する
さらに2時間北上し、空港のあるモーリー(Moree)の町に向かう。ここは豪州で珍しく温泉が湧いているそうで、街中のモーテル等にはSpaの文字がたくさん見られた。以前一度来て以来であるが、相変わらずバス停のような搭乗ターミナルで、安全審査はない(写真付き身分証明書のみチェック)。まあ、ほとんど顔見知りみたいなものらしく、ドラえもんのような女性係員はとてもフレンドリーに案内してくれた。結局自宅着は夜の22時を回ってとなった。
ただただ畑と牧場と地平線 / となりのMacまで95km
一応空港ターミナル / 機内軽食「Snowy Mountain」はパッケージが素敵である
お土産 ぐい呑み(?)系はあったら常に購入する。左はラッパ飲み用ビール瓶カバー