湘南寺田屋

個人の記録用。元々は山スキーやクライミングの記録用だったが今は料理やらオルガンやら日々の雑多な記録多し。2016−21間はシドニー滞在していた時の記録。23.7月から山の記事はサブブログに移管。以前の記録もサブブログでアーカイブ。

シドニー国際テニス観戦

 先週のブリスベンオープンを皮切りにテニスツアーシーズンが開幕。来週からの全豪オープンを前に、今週は前哨戦となるシドニー国際テニス(Sydney International Tennis)が行なわれており、同世代の面々(ボルグvsマッケンロー世代だが)で決勝を見にオリンピックパーク(Olympic Park)のテニス場に行くこととする(チケットを取ってくれたAさん、Thanks!)。

まずは、St Leonards駅で待ち合わせして、まずは腹ごしらえ。途中のシドニー湾奥南岸側のハンターヒル(Hunter Hill)は昔からの高級住宅街なのだそうで、低層の住宅エリアに何件も感じのいいレストランがある。今日はBistro54という小さなイタリアンへ。オーナーシェフは先般日本に行っていたそうで、日本の料理には心があって一番だ!と力説してくれた。Tonkatsuというメニューもあったので、独自のとんかつソースとともに美味しくいただいた。

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 ハンターヒルは落ち着いたエリア

オリンピックパークには14時頃到着。カンカン照りの夏日。駐車場からはいろいろな競技場があるエリアを10分ほど人の波に流されてテニスパークに到着。ゲートを入ると出店やテニスイベントエリアなどが広がり賑わっている。各自ビールなど飲みながら待つこととなる。自分はスプリッツ(以前イタリア山登りで好きになったアペロールのカクテル)を頼み、大きなバスのバー(全土を回っているそう)の2階屋上席でしばしくつろぐ。

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バス2階席から  /  スプリッツをいただく

 

今日は午後から男子ダブルス決勝、女子シングルス決勝がある。男子決勝は昨夕の準決勝が雨で延期されて今日午前になったので、てっきり明日に順延と思ったところやはり実施とのこと。期待のオージー、Alex De ninaur(アレックス・デミノール)は同日に2戦と大変である(3セットマッチであるが)。

3時前に席に着くと、まだ日差しが強く、日焼け止めや日傘(珍しい)で武装している人が多く、また空席に移る人も多い。男子ダブルスは、英・ブラジル組が2セット連取でストレート勝ち。デュースがなく、40-40からも次の1ポイントで勝利となるという促進ルールでちょっとびっくり。

途中、ワライカセミが大声で囀ったり飛行機が上空を飛んだりとシドニーらしい試合状況。

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ゲートが開いたら /  各自中へ。めずらしく日傘の人もいるほど日差しが強い

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次いで、女子シングル。全豪調整のため世界ランク上位の選手がでていたが、地元期待のAshley Barty (アシュレー・バーティ、世界15位)が1位のハレプ他を連覇して絶好調。チェコのPetra Kvitova(ペトラ・クビトバ)と対戦。クビトバはウィンブルドン2回制覇後、事故で利き手の左手を手術して復帰している。圧倒的なホームの「Go Ash!」の声援を受けるアシュレーも応援したいが、左利きの自分としてはクビトバ応援。

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182cmの長身からのサウスポーサーブ

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第1セットはアシュレーが圧倒的に押していて、クビトバは何やら体調も悪そうであったが、第2セットは接戦でクビトバが巻き返す。第3セットは相互にブレーク合戦となる白熱したゲームとなったが、タイブレークでベテランの底力か、クビトバが押し切った。好ゲームであり、オージーは皆あたたかく拍手。若いアシュレーは2年連続準優勝で残念であったが、今後が楽しみである。クビトバも優しいコメントであった。 

この時点で19時を回っており、チャリティーイベントが行なわれている間に、観客は夕食を買いにばらばらと一旦外出。その間に男子決勝は始まってしまうので、コートチェンジのタイミングで入場できるまでゲート外で列を作って待つこととなるというカジュアルな運営。われわれもホットドック等買ってから戻る。

f:id:japaneseclimber:20190113200555j:plain再入場待ちの列にアイスクリーム売り

 

男子は、午前中の準決勝で勝ち上がった地元期待のアレックス・デミノールとベテランのイタリアAndreas Seppi(アンドレアス・セッピ)。セッピはフェデラーナダルにも勝利したことがあり、FILAに身を包んだ伊達男。世界ランキングは両者30位台で近く、各ゲームとも接戦が多かったが、テニスとは思えない地元大声援(「Go Alex!!!」「Aussie, Aussie, Aussie - Oi, Oi Oi!!」、加えて応援歌いろいろ)を受けて、アレックスがストレート勝利。オージー達は大喜びであった。

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セッピは紳士であった /  そのご家族は超派手なファッション

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熱戦3つを観終えた頃には23時を回っていた。真夏の過酷な天候の下であるが、豪州らしい朗らかな大会であった。1935年に始まっており歴史ある大会である。

 

自分の脚のMRI再検査結果は、幸い大きな再損傷はなく、引き続きリハビリを続けてよいとのこと。ほっと一安心である。

 

今日、テニス観戦でJさん、Aさんにいただいたお土産。日本のバウムクーヘンタスマニアのラベンダー。ありがたし。

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