湘南寺田屋

個人の記録用。元々は山スキーやクライミングの記録用だったが今は料理やらオルガンやら日々の雑多な記録多し。2016−21間はシドニー滞在していた時の記録。23.7月から山の記事はサブブログに移管。以前の記録もサブブログでアーカイブ。

サールミアのフェスティバル オブ スティーム

昨秋こちらに来てからずっと行こうと思っていた蒸気機関車が走るイベント「Festival of Steam (フェスティバル オブ スティーム)」が南西側近郊の町サールミア(Thirlmere)だ開催されるので、カメラを片手に行ってみることとした。毎年3月の第一週の土日に開かれるとのことだが、昨日は大雨。今日の方が良いだろうと思ったのだが、結局終日降ったりやんだりの肌寒い1日だったが、かえって風情があってよかったかもしれない(日焼けもしなくてすんだ)。サールミアは南部鉄道( Great Southern Railway)が建設された1860年代から、湖があって蒸気機関車への水供給等に便がよく栄えたとのこと。

フェスティバルのこの日はシドニー中央駅からサールミアまで往復のSL列車(Thirlmere Flyer号)も走ることとなっている。列車は9:30にシドニー発で、11:50にサールミア駅到着とのことで途中ゆっくり停車しながら走るらしい。9時に自宅を車で出発。一路モーターウェイを南下し、途中から一般道を西に走りピクトン(Picton)に10:30到着。この町で道路が鉄道に沿って走るので良い場所はないかと探していると、ピクトン駅の手前に跨線橋があり良い感じである。ひとり同好の士がいたので少し話をしていると雨が本降りに。その老紳士は駅構内からにするとのことで、結局橋の上は私一人。待つことしばし、遠くにヘッドライトがぼんやりと見え、あまり煙もはかずに列車登場。緑の機関車で3642号となっている。昨年は巨大機関車だったとのことだが今年はおとなしめである。

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Thirlmere Flyer号は割とおとなしく登場!

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真下を通る / こんな石炭車

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ピクトン駅に到着 / 後ろからディーゼルが後押し

列車はゆっくりと行くので、車でサールミアまで先回り。ずっと並行して道が走るが、日本のようにたくさんの人が集まっていることはない。町に入る手前の静かなところで木の下で雨宿りしながらしばし待つと、今度は煙をもくもくと上げながらやってきた(おそらく、人家が多いところではディーゼルが押す力でほぼ走っているのであろう)。

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カーブをゆったりとやってくる

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機関車

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煙を残して通過

サールミアからその先のバクストン(Buxton)まで別の列車が1日6往復ピストンで走っているとのことなので、これを待ってみることにする。サールミアから先の線路沿いの道(Station Road)は牧場等をみながらののんびりした道。11:30サールミア発の列車が戻ってくるはずだが、はっきりとした時間がわからないので窓をちょっと開けて音に注意しながら車中で昼食をとっていると、12時ちょっと過ぎにもう戻ってきてしい逃してしまった。ディーゼルが先頭で逆走。

次は12:45にサールミア発なので、場所を変えてCouridjahという隣の無人駅までいき、ホームから撮ることとする。腹ごしらえをして待っていると、雨の中をサイクリスト集団が走っていく。12:30くらいになると親子連れ等数名が集まってきた。なんとなく撮り鉄は同じ雰囲気があるのが面白い。

f:id:teradaya:20170305173315j:image:w310 オージー撮り鉄達@Couridjah駅

13時前、直線の遠くからヘッドランプが見え、真っ黒い煙を上げながら小型の黒い機関車(2705号)がやってきた。汽笛も鳴らしてサービスたっぷり。本降りの雨の中、ゆっくりと通過していった。

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遠くから見える / 結構な雨

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黒煙をはいてホームを通過

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後ろにはやはりディーゼル / これは引き返しの便(サボっているらしく煙なし)

この後、この列車の引き返し(13:20頃)を見てから、帰路につき、15時過ぎに自宅到着。久々に写真の1日であった。

[機材]OM-D E-M5 + M.Zuiko 14-150mm (雨の日対応の防水セット)