湘南寺田屋

個人の記録用。元々は山スキーやクライミングの記録用だったが今は料理やらオルガンやら日々の雑多な記録多し。2016−21間はシドニー滞在していた時の記録。23.7月から山の記事はサブブログに移管。以前の記録もサブブログでアーカイブ。

市ヶ谷界隈満開の桜

火曜日、いよいよ市ヶ谷界隈の桜も花盛りとなった。昼休みに散歩して味わうこととする。なにせ5年ぶりである。豪州は季節が逆であるし、桜自体も少ないし圧倒的なジャカランダの花の前では影が薄い。

靖国通りの桜並木はずっと続いている。麹町郵便局前をとおり靖国神社を越えて、桜の名所千鳥ヶ淵に行ってみるが、ここはすごい人だかりのうえ年齢層が顕著に高いので、ちょっとだけにしておく。一旦コロナが収まりつつあるので、外に出て桜を愛でたい気になるのはよくわかる。

郵便局前の木はなかなか立派         /  靖国神社の塀は改修中

千鳥ヶ淵。朝のラッシュ並み。

お堀にボート               /   桜にヒヨドリ

 

帰宅時に鉄道ダイヤが大幅乱れとなったので、丸の内丸善で時間調整。ちょうど川瀬巴水の木版展の最終日だったので、拝見。浮世絵の味わいに近代遠近法等が加わって独特の画風である。雨の表現や夕暮れ時のぼうっと光る灯の描写が良い。

 

水曜。中央線沿いの桜も満開なのでぶらぶら見に行く。水のある風景が好きである。ここ数日桜の見事さに浮かれる気持ちであったが、だんだんと寂しい感じも徐々に覚え始めてくる。場所柄もあるが、やはり戦没者のことも思われ、また来年見れない人もあるのか等も思われてしまう。年年歳歳花相似たり、歳歳年年人同じからず、か。

駅前の小さな公園には小さな子供を連れた家族 /  お堀沿いの堤防の並木

まだお堀にはマガモたちがたくさん残っている。水面から花見をしてみたい。

 

先般、専門家のお話を聞いていると、20世紀前半のコレラ結核の流行の頃も、やはりマスクと隔離だったとのこと。戦前は感染症で亡くなる人が多く、平均寿命は50歳に満たなかったそうである。