湘南寺田屋

個人の記録用。元々は山スキーやクライミングの記録用だったが今は料理やらオルガンやら日々の雑多な記録多し。2016−21間はシドニー滞在していた時の記録。23.7月から山の記事はサブブログに移管。以前の記録もサブブログでアーカイブ。

クライミングコンペ in 五輪

6日(金)妻と山に行く。広島原爆の日であり黙祷を捧げる この時期はどうしても戦争のことを考えるが、今年はノモンハン事件の関係を読んでいる。

東京では感染が5千人を越える日も出てくる等、状況はどんどん悪化の一途。そうした中であるが、クライミングが初めてオリンピック競技となりいよいよ決勝。男子は残念ながら日本期待の楢崎は4位であったが、ヤコブシューベルトがリードで唯一の完登者となる等は見せ場であった。

女子の第一人者ヤンヤ・ガンブレットの強さが際立ったが、2、3位を野中、野口の日本勢が占めたのはよかったと思う。オールドクライマーとしては、長く世界をリードした野口啓代が最終戦でメダルに届いたことは嬉しい。ボルダリング不本意な結果だった中で、リードで盛り返したのは心の強さであろう。

ライミングの世界ではコンペ是非論もあった。その後盛んとなった90年代に欧州中心のコンペ(当時は自然岩でのセッティング)に参加した日本トップはまったく歯が立たず、日本女性のコンペクライマーもほとんどいなかったことを思えば、このような日が来るなどとは思ってもみなかったことである。平山ユージも解説しながら感慨深かったであろう。シドニーのボルダー仲間、日本の面々とLINEで話しながら観戦。登る行為は本能に近いものだと思うし、その技量を競い合うのもまた自然なことだと思う。

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ヤコブの技量には感服

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野口啓代の粘りのリード

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互いを讃え合うよいシーンだったと思う。