今月3日（月）から豪州では50歳以上のすべての人にアストラゼニカ製ワクチンの無償接種を開始した。これまで医療従事者等の優先接種を進めていたが、アストラゼニカワクチン接種者に血栓事例等がわずかに出たため50歳未満の人にはファイザー製を推奨との方針となったたアストラゼニカ製に余剰が生じたことによる。このあたりは相変わらず実務的で対応が早い。
保健局（NSE Health)のHPから年齢他諸条件を入力し、対象者と確認されると続いて予約ができる。政府サービスのサイトMyGovに登録する等もあわせて行い、少し離れた西のBelmoreという町の接種センターに予約。
すっかり秋である
雨が降る中、センターに行き屋外テントの待合スペースで係員がタブレットを使って事前登録した予約や問診票内容を確認。OKとなると屋内に入って医師(GP)と再度最終確認をしてから接種。あっという間である。細い注射器と極細の針で痛みもない
接種後に二回目の予約をする。6月に出国の予定があることを伝え、最低間隔４週間を空けて6月上旬に予約をする。こうした事情がないと7月下旬くらいになるようで、早めに一回目を多くに接種する方針と思われる。自国民でもない自分にも平等に接種をしてくる豪州に感謝する。幸い、自分は副反応もなく体調に問題なさそうであるので、30分ほど待機してから帰宅OKとなった。
これまで約2ヶ月市中感染がなかったシドニーであるが、帰国隔離を経て一旦社会に出た男性およびその配偶者が追加PCR検査で陽性となったようで、急遽夕方17時から規制強化するとの発表があった。公共交通や屋内施設でのマスク義務化再開、集会等の人数制限等。おそらく他州も州境閉鎖等も予測されるので、他州からの来訪予定者から急遽キャンセル連絡等も入り慌ただしい。
今回の規制は、感染事例が2名のみにもかかわらず従来になく厳しく素早い。夕方ジムに行き会員権をあと1ヶ月延長したが、全員マスク装着が義務つけられマスクが配布されていた。ごく軽く登ってみたがワクチン接種の影響は感じない。むしろマスク装着クリミングは息切れ激しい。
ここのところ街中でもマスク姿は少なく、会食などもオージー流のみっちり固まった立食などもあり、ほぼ従来に戻りつつあるところであったが、やはり何かきっかけがあると急拡大するおそれがあると思われているようで、規制が急に開始されるリスクはいつもある。在宅勤務の再開への備えはまだ当面続ける必要があるように思う。
今週のシドニー。ソーシャルディスタンスなどあまり考えずに楽しんでいた。 / ぜんざいをいただく
