オーストラリアもいよいよコロナウィルスを意識してきている。とはいいつつまだクルーズ船は普通にきているし、街に人は溢れている。しかし、スーパーではパスタ、ティッシュ、トイレットペーパー等がなくなっていて、大きく報道されている。今後、「コモンセンス(常識)」アプローチに則り、必要な人に行き渡るように購入量制限をすることにすることとなった。
自分も来週から家族が来るので必要数をなんとか購入したのだが、オーストラリアで嫌われるのはこの「コモンセンス」を無視する人たちだと思う。他の人がどうなろうと構わず大型カートにいっぱいにペーパーを積んで家族全員で山のように仕入れるのは確かに中華系(とみえる)人たちであるが、こうした行為は異質感を持って捉えられているようにみえる。他にも、団体で自国語で大声でしゃべりながら周りを気にせずに行動している集団は露骨に眉を顰められている。Mateship(助け合い精神のような感じ)が大切にされるこの国のカルチャーからは、コモンセンスを共有できない人たちと思われるのだと感じられる。
とはいいつつ、昨日自分が出張した田舎町(ほぼ白人とアボリジニの住民)では、アジア系もかなり出席した会合があったのだが、特に嫌な顔をされることはなかったが、報道ではトイレットペーパーの確保をめぐってけんかとなり発砲まであったとのこと。
定宿としている元銀行のホテル Vaultは金庫
Pink Parrot / ようやく雨も少し降り干ばつは治まってきた感じ
やっとブッシュファイア(森林火災)収束宣言がNSW州ではでたところであるが、コロナウィルスは、この国の経済には大きく影響しそうであり、それもあるのでじわじわと恐怖感が広がっているのであろう。
早い収束を願う。自分の会社も出張、会合等、自粛指令が発令となった。