湘南寺田屋

個人の記録用。元々は山スキーやクライミングの記録用だったが今は料理やらオルガンやら日々の雑多な記録多し。2016−21間はシドニー滞在していた時の記録。23.7月から山の記事はサブブログに移管。以前の記録もサブブログでアーカイブ。

「REEL ROCK14」

オージーが楽しみにする競馬のメルボルンカップの日。ビクトリア州は祝日、他の各州も15時の出走に向けて午後からなんとなく職場でパーティなどする週間。今年は、10月にABCニュースの報道番組7.30がNSWで競走馬になれなかった馬の虐待映像を報じたこともあり、抗議も行われていた。

とはいえ職場で寿司を振る舞いケーキを食べながらワイワイと過ごすのは、ある意味懇親の機会なのであろう。街中も人通りがなくなり、タクシーは暇だと嘆いていた。

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夕方から、ノースエエリアのクレモネにあるクラシックな劇場(映画館)「Hyden Orpheum」に年一度のクライミング映画イベント「REEL ROCK 14」を観に行く。インドアボルダリング仲間のN君とN子さんが付き合ってくれるとのことで嬉しい。なにせ賑やかなイベントであるので一人はちょっと寂しいので。

今回は会場は前方にステージのある大きめの劇場であったが、ほぼ満席(300人くらい?)。クライマーや山好きばかりでもなくいろいろな客層であり、冒険好きなオージーの気持ちに沿うのかと思う。以前同じ劇場でみたバンフマウンテンフェスティバル(https://teradaya.hatenablog.com/entry/2017/05/11/000000)、オペラハウスで観た映像音楽イベント「Mountain」https://teradaya.hatenablog.com/entry/2017/06/12/000000 も超満員であったと思い出す。子供からお年寄りまで客層も広い。

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Tommy とAlexのヨセミテエルキャピタン「Nose 」の2時間切りのドキュメンタリーが主演目

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クラシックな劇場。舞台でゲストトーク

オフィシャルトレーラー

オージー初の9a(5.14d)クライマーのTom O'HalloranとパートナーのAmandaさんらが登壇してしばしパネルセッション。オリンピックはオセアニア枠で男女1名ずつであり来年3月28日のオセアニア大会を目指している、スピード競技は異質であり苦労している等話していた。

続いて、短編2つハイボルダー(15mも!)に挑むNina Williamsの「High Road」、ユタの片田舎にボルダラーが現れて街が変わっていくユーモラスな「United States of Joe’s」2編。休憩を挟んでAlex HonnoldがTommy Caldwellと組んでエルキャピタンの「Nose」スピード記録奪還を目指す「Nose Speed Record」。高度感等に慣れている自分でもビビるもので、若い二人には刺激になった様子(やりたいわけではないが)。

18時半開場だったが、上映終了は22時前であった。25ドルほどなので、十分お釣りがくる充実ぶりであった。