オージーが楽しみにする競馬のメルボルンカップの日。ビクトリア州は祝日、他の各州も15時の出走に向けて午後からなんとなく職場でパーティなどする週間。今年は、10月にABCニュースの報道番組7.30がNSWで競走馬になれなかった馬の虐待映像を報じたこともあり、抗議も行われていた。
とはいえ職場で寿司を振る舞いケーキを食べながらワイワイと過ごすのは、ある意味懇親の機会なのであろう。街中も人通りがなくなり、タクシーは暇だと嘆いていた。
夕方から、ノースエエリアのクレモネにあるクラシックな劇場(映画館)「Hyden Orpheum」に年一度のクライミング映画イベント「REEL ROCK 14」を観に行く。インドアボルダリング仲間のN君とN子さんが付き合ってくれるとのことで嬉しい。なにせ賑やかなイベントであるので一人はちょっと寂しいので。
今回は会場は前方にステージのある大きめの劇場であったが、ほぼ満席(300人くらい?)。クライマーや山好きばかりでもなくいろいろな客層であり、冒険好きなオージーの気持ちに沿うのかと思う。以前同じ劇場でみたバンフマウンテンフェスティバル(https://teradaya.hatenablog.com/entry/2017/05/11/000000)、オペラハウスで観た映像音楽イベント「Mountain」https://teradaya.hatenablog.com/entry/2017/06/12/000000 も超満員であったと思い出す。子供からお年寄りまで客層も広い。
Tommy とAlexのヨセミテエルキャピタン「Nose 」の2時間切りのドキュメンタリーが主演目
クラシックな劇場。舞台でゲストトーク。
オフィシャルトレーラー
オージー初の9a(5.14d)クライマーのTom O'HalloranとパートナーのAmandaさんらが登壇してしばしパネルセッション。オリンピックはオセアニア枠で男女1名ずつであり来年3月28日のオセアニア大会を目指している、スピード競技は異質であり苦労している等話していた。
続いて、短編2つハイボルダー(15mも!)に挑むNina Williamsの「High Road」、ユタの片田舎にボルダラーが現れて街が変わっていくユーモラスな「United States of Joe’s」2編。休憩を挟んでAlex HonnoldがTommy Caldwellと組んでエルキャピタンの「Nose」スピード記録奪還を目指す「Nose Speed Record」。高度感等に慣れている自分でもビビるもので、若い二人には刺激になった様子(やりたいわけではないが)。
18時半開場だったが、上映終了は22時前であった。25ドルほどなので、十分お釣りがくる充実ぶりであった。