昨夜は日本の台風が気になって何度か妻と連絡を取ったりしていたら眠れなくなり、ずっと本を読み進めた。「The Push」はビッグウォールクライマーのエリートと皆が思っていたトミー・コードウェル(Tomy Caldwell)が心の深いところを記しながら限界を追求していった道を示してくれるもの。これまで読んだクライマーの著作では最も強く感銘を受けた一冊となった。オリンピック競技のスポーツクライミングはクライミングのごく一部であり、冒険心の具体化手段こそが中心なのではと思う(もちろん、スポーツクライミング無しでは技術限界の押上げはなかったのであり、その貢献は絶大と思うが)。自己の限界を突き詰めたい願望と最愛の家族への思いの葛藤は、技術レベルは遥かに劣るが自分もいつももがいていたことであり、このスーパークライマーでさえもその思いに捕われていたことに驚き感銘を受けた。訳者もクライマーであり、解説もこの世界でことを成し遂げた人であるので、訳文もクライマーに対してもまったく不自然さがなくストレスなく読むことができた(さすがに登ったことがない人にはわからない概念があるが、それでも最大限の配慮がされていると思う)。
日曜の今日は、朝一で9Degrees Lane Cove店に行く。本に影響されて気合いを入れるべく3ヶ月パスを購入!とはいえ肘が痛かったりするのでぼちぼちと。今日は男ばかり5人。先週に続きOさん、初参加のAさん、そして常連I さんとN君。N君は風邪気味のうえ飲み過ぎ(?)で今日は抑え気味。先週絶好調のI さんも今日はゆっくりペース。OさんとAさんは前途有望、特に初参加Aさんは球技選手でサブ3.5ランナーであり背も高いので初日からV1くらいまでは楽々。大型新人だがご家族が戻ってきても来れるかな?
開店直後 / いろいろルートが変更になっている
自分も、ルート変更となった右ルーフのV3を2つ一撃。今回狙っていた大ハングのV4や入口右トリッキーなV3(絶対V4 と思うが)はやはり敵わず敗退。ただし、かなり成果はあったので次回頑張りたい。
好事魔多しで、帰りにガレージに入った際、工事通行止めの貼紙が気になったのか注意散漫で内輪差で車後部ボッディを柱で損傷。おおいに落ち込む。来週末は板金整備工場に持ち込まなくては。とほほ。
気を取り直して、同じアパートの住人で、怪我をしてリハビリ中の方に少しお菓子を作って贈る。少し気が晴れてくれればよいのだが、長いリハビリになりそうだとのこと。早く腫れがひくようにお祈りしたい。
いつものシュークリーム(ただし特大玉)とフィナンシェ
深夜、ラグビーW杯の日本の勝利。過去ほとんど負けていたスコットランドにここで勝つとは。決勝トーナメントでの健闘を祈念。
一方、ホンダの鈴鹿F1は4位で今一歩が足りず。復活を願う。