シドニーでは毎年3月第一土曜日にマルディグラのパレードが行われ、大きな盛り上がりを見せる。ハイドパーク近くのオックスフォードストリート(Oxford St)をスタートし、フリンダースストリート(Flinders St)を通ってムーアパーク(Moore Park)まで約2kmを夜の7時半から10時半ほど様々な団体がパレードを行うらしい。猛烈な人出とのことで人混みが嫌いな自分はこれまで足が遠のいていたが、一度は行ってみることとした。
続々と人が集まる / 開始1時間前の午後6時半にはもうこんな感じ
マルディグラとはフランス語で「肥沃な火曜日」の意だそうで、イースターの日によって変わる移動祝祭日なのだそうが、今は宗教色は薄まりカーニバル的になっているそう。昨年同性婚が制度化されたが、1984年までは同性愛は違法とされていた。1978年に行われた抗議のパレードが始まりなのだそうで、今も78年に最初に参加した人は78erと呼ばれ特別な扱いを受けているとのこと。
バスで市内に入りハイドパーク沿いに入るともう交通規制で車の渋滞が激しい。たくさんの人に混じってオックスフォードストリートに6時半頃到着すると、もう5重6重壁になっていて歩けないほどの人。
歩道ではこれを見越してプラスチックの椅子が10ドルで販売されているので、これを買って後ろから見物する。
まずバイク軍団のパレードで始まる
この10ドルの椅子が大活躍 / 徐々に日が暮れてくるとますます人が増える
78ers。1978年の最初のパレードは逮捕者もでたそう / 日が暮れてさらに盛り上がる
バイク軍団の走行から始まり、78ersや消防や警察、企業やNGO等様々なグループが行進する。日も暮れてくると照明も華やかになり、沿道は猛烈な盛り上がりとなる。NSW州の自由党(与党)やグリーン党などのグループも結構派手にやってくる。
NSWサーフレスキューチーム 赤と黄色のシンボルカラー / 山車というかステージ車
NSW州警察チーム / 大喝采を受ける
結構弾ける / バンドとボーカルも警察官
カンタス航空チーム / Vodafoneチームはシンボルカラーの赤
夜がふけるとますます人が増える
NSW州自由党(Liberal)のチーム / 天使の羽をつけて行進
こちらはGreens (緑の党)
日本リスペクト。ただし日本人チームは出ていなかった / 傘など小道具もいろいろ
スイミングクラブチーム / 養蜂関係者チームは蜂のコスチューム
職業訓練校(TAFE)のチーム / ペット保護団体のチーム
9時半頃、疲れたので椅子を使いそうな人に譲って、帰宅の途に着く。セントラルの駅まで歩くが、パレードの衣装のまま大騒ぎして飲んで騒いでいる団体や、倒れて寝ている人、介抱されている女性等、結構大変である。大量の警察官も出動していた。
駅も日頃の日曜より大いに混んでいたが、幸いノース方面行はそれほど混雑もなく、無事帰宅した。やはり人混みは苦手である。
夜通し騒ぐ日らしい
駅もいつになく混雑(手前ノース方向は幸いそれほどでもなかった)
北西から南東方向にパレード