湘南寺田屋

個人の記録用。元々は山スキーやクライミングの記録用だったが今は料理やらオルガンやら日々の雑多な記録多し。2016−21間はシドニー滞在していた時の記録。23.7月から山の記事はサブブログに移管。以前の記録もサブブログでアーカイブ。

フィヨルド観光

久々のスキーで脚が重いので、今日はミルフォードサウンドまで日帰りバスツアーに参加することとする。

前日宿のスタッフに一番定番のをと頼んで取ってもらった"Real Journey"というツアーで7時に出発。町内のいくつかの場所で徐々にピックアップし、途中テアナウ(Te Anau)という町でまた合流者。一方でテアナウで下車して小さなバス(こちらではコーチCoachと呼んでいる)でネイチャーツアーに行く人も別れるという結構複雑なオペレーション。

クイーンズタウンからミルフォードまでは直線距離は近いのだが、U字型に迂回していくので行きは休憩挟んで5時間(帰りも4時間半)。結局戻るまでの12時間以上ロイ(Lloy)さんという運転手兼ガイドさんがひとりで大活躍であった。最初はワカティプ湖の東を下り、牧草地の美しいエリアを抜けてテアナウへ。

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車窓のどこもきれいな国

さらに湖畔を北上して、何度か絶景の地点で休憩しながら進んで行く。テアナウ湖の休憩所で行き帰りとも大休止。静かな湖には鳥たちがたくさん。ここはタカウという飛べない鳥の保護センターもあるのだが時間がなく残念。でもおおきなタカウ像がお出迎えであった。

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さらに、どんどん走りトゥトコ山(南島フィヨルドランド国立公園最高峰、2,723m)を眺め、氷河地形の断崖の谷を抜けて、ホーマー(Homer)トンネルという1.2キロの片側通行の歴史的困難を伴ったトンネルをくぐって、ずっと下って行くとミルフォードに到着。正直、この道の絶景がクルーズに勝るとも劣らない迫力であった(昔社会人になる前の貧乏鉄道旅行での欧州アルプスの高度感以来)。一の倉沢も真っ青なところに普通に車道があるのがすごい。

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皆で車を降りて楽しむ / よく見ると駿峰である

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ミラー湖 (確かに) 

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デート中の素敵なkiwiカップル / 氷河地形は急峻

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途中変なのもいる(KEAという知能の高いおうむ)/ 常連らしい(よく見ると足環つき)

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トゥトコ山2,723m / よくぞ作ったこの道(バスのガラス屋根から峰が見える)

ミルフォードサウンドは16kmほどのフィヨルド。ずっと晴れていたのに、トンネルを越えてからは吹き出しの風で雨がちとなる。曇ると水墨画の世界のようで水のきれいな三峡下り?のようにゆったりとタスマン海まで下る。確かに滝が50階ビルだの、海面から1,600mの峰だの雄大である。Uターンして戻るころには青空が戻ってきて、エリア最高峰のペンブルック山の白い峰も見えて、山好きには大変うれしい船旅であった。

戻ると15時。ちょうど日本の正午なので北北西の方向に黙祷。

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タスマン海への出口が見えた / 急に広くなりほっとする

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左手にシールロック / NZオットセイ

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ペンブローク山 2,014m

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帰路もまた雄大な景色を見ながらひた走り、19:40にクイーンズタウンに帰着。これはバスが楽。真っ暗になった町で夕食とワインを買って宿に戻った。

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バンタム級チャンプの山中がついに負けてしまった。残念。具志堅の記録はやはりすごいと思う。

[機材]OM-D E-M5 + M.Zuiko 14-150mm 防水なので助かった。双眼鏡も。