湘南寺田屋

個人の記録用。元々は山スキーやクライミングの記録用だったが今は料理やらオルガンやら日々の雑多な記録多し。2016−21間はシドニー滞在していた時の記録。23.7月から山の記事はサブブログに移管。以前の記録もサブブログでアーカイブ。

週末の夕暮れ時

金曜の夕方、オペラハウスのクラシックコンサートのチケットが取れたので出かけることとする。

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夜8時開演なので、その前に先週行けなかったミセスマッコーリーポイント(総督夫人のお名前から来ているシドニー湾の展望地点。植物園の中にある)に行ってみる。

電車をサーキュラーキーで降りると大きな客船が着岸していた(この後、出航していった)。

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湾をぐるっと歩いて15分でミセスマッコーリーポイントに到着。

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夕景を楽しむ人達。良いハングの岩があるが登る人はいなかった。

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マグパイ達(背景に海軍艦船) / ちょうど先ほどの客船が出航

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日が暮れてくる中、オペラハウスに戻り、ウラディーミル・アシュケナージ(Ashkenazy)氏指揮による「Beethoven Finale」。シドニーシンフォニーと4人のソリスト(Sp. Christiane Oelze, MezSp. Fiona Campbell, Tn. Steven Davislim, Br. Teddy Tau Rhodes)&シドニー交響合唱団(Sydney Philharmonia Choris)。交響曲第2番と第9番。楽団は80人くらいの大編成、コーラスも100人ほど。ほとんどは白人演奏者(数名アボリジニ系の方。アジア系は弦楽器に1名のみか)。

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コンサートホールは球状で天井は高く、ステージは3階席まであり2600席以上という席だが今日は満席。

観客のノリ(?)はよく、コンサートマスターDene Olding氏が入ってくるところですでに大拍手。各楽章の間もしっかり拍手(ついでに年齢層は高いので咳も結構盛大)。演奏後はもうスタンディングオベーション。指揮も汗だくの熱演であったが、大拍手の中ガッツポーズであった。

サイドステージのチケットだったが譜めくりの音も聞こえるステージのすぐ脇で各楽器の演奏も見ることができ、合唱団の息遣いも感じられた(さすがにソリストの声は反対方向に飛んで行ってしまうが)。ティンパニのRichard Miller氏とチェロのLear Lynn女史の演奏が素敵であった。

22時半にはけたので電車で帰宅。途中珍しく大雨が降った。

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家に帰ると免許証が届いていた。花は「ワラタ Waratah」(アボリジニの言葉で「赤い花」を意味し、ニューサウスウェールズ州の州花とのこと)。

[機材]OM-D E-M5 + M.Zuiko9-18mm