湘南寺田屋

個人の記録用。元々は山スキーやクライミングの記録用だったが今は料理やらオルガンやら日々の雑多な記録多し。2016−21間はシドニー滞在していた時の記録。23.7月から山の記事はサブブログに移管。以前の記録もサブブログでアーカイブ。

北の一日

北に足を延ばす。

まず、札幌にいる娘のところに立ち寄る。大通り公園で雪祭りを初めて見た。進撃の巨人像は陸上自衛隊が総力をあげてつくったそうで巨大であった。そのまま狸小路まで歩いて予約してくれたサッポロライオンでブーツグラスビールを飲みながらいろいろ食べていろいろ話した。お土産に持参の米5kgを背負わせて帰す。

娘と別れて駅に戻ると、新幹線開業でまもなく廃止となる急行「はまなす」が入線中。普通の移動の足としての夜行列車がなくなっていくのは寂しい。

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夜行で移動。

早朝のバスセンターで時間を調整し、駅構内のベーカリーで「石炭キューブ」等食べてから、車を借り出す。フィットHV。

まずは、音羽橋まで走り、タンチョウの塒を見る。早朝の河霧が良いそうで多くの人がいた。外国人のバスも。そういえば春節シーズン。200羽以上がいる。オオハクチョウも数羽。オオワシが数羽飛んできて、近くの樹上に止ったので自分は喜んだが、皆あまり反応しない。さすが北海道。バスが去った9時半くらいからタンチョウが数羽ずつ飛び立ち始めた。向ってくるのにピントを合わせるのはミラーレスではしんどい。

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ねぐらに数百羽 / オオワシ

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徐々に行動開始

ついで、釧路湿原を横切って、SLを見に行く。湿原のゆったりとした河の流れは、カナディアンカヌーやフライをやってみたくなる。塘路湖まで来て、サルボ(小さな湿原の芽の意)展望台まで雪道を歩いて上がる。チロリアンシューズに簡易スパイク装着。この程度の登りは山屋には楽勝。エゾジカの群れが稜線を逃げていく。展望台まで10分。雄阿寒雌阿寒まで良く見えるが、釧路本線方面は逆光となり背景もいまひとつなので、さらに20分歩いてサルルン展望台まで行く。こちらは雪原となっている塘路湖をバックに大きなカーブの線路がサルルン湿原を渡ってくるのでなかなか良い。昔の鉄道写真小僧の記憶が蘇る。もうお二人ベテランの写真家が登ってきて、以前は木が低くもっと視界が良かったなど伺う。話しながら待つこと30分、塘路駅に黒煙がなびき汽笛が響く。ゆっくりやってくるSLを俯瞰撮影してから、小走りに下山。 

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遠矢駅まで南下し、右折して広域農道湿原道路を阿寒タンチョウセンターに急ぐ。真っ直ぐな道。途中大きなオジロワシが滑空していた。2時の給餌を前にセンター到着。沢山のカメラマンが並んでいる。札幌と十勝の方の間に入れていただきタンチョウの群れや茶色い首の若鳥を見ながら話を聞いていると、どこからともなくオジロワシ10数羽が上空を飛び始める。給餌で魚が蒔かれると次々に降下していたるところでバトルが始まる。と言ってもワシ同志、ワシvsトビ&カラスで、タンチョウは我関せず。大きいから強いのだと思われる。センターの展示をじっくり見て勉強してから、阿寒方面に足を延ばす。

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右は成鳥、左は3歳?若鳥        この2羽は仲良し

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首の茶色いのは幼鳥

f:id:teradaya:20160208150115j:image畳のようにでかい

1時間程走って双岳台の駐車場に行き、夕暮れの雄阿寒を撮影。いつか雌雄登りに来たいところ。

日が落ちた道を、空港まで安全運転で戻る。シカとの事故が多い道だそう。車を返して、ザンギ定食とサッポロビールでひとり打上げ。機上の人となった。

疲れるほどのことはないはずだったが、戻ってからちょっと寝込んでしまった。

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機材:E-M5 + M.ZUIKO14-150mm、Lumix100-300mm, iPhone5