週間天気が好天してきたので、ムーンライト信州に乗って秋の遠足へ。
信濃大町で下りるつもりが、終点白馬まで爆睡して乗り過ごし(涙)。6:10発の登り電車で折り返して信濃大町に戻る。白馬駅の親切な駅員さんには感謝。
なんとか8時のトロリーバスに乗り、1時間遅れで黒部ダム着。しかし、旧日電歩道のスタートがわからず、うろうろと展望台とダムを登り降りするはめに。実はトロリーバスホーム内のトンネルがスタートであった。トンネルをくぐって、ようやくスタート。まずはダム下流に下り、つり橋を渡って左岸へ。
スタートはこんな感じ。
ダム下を対岸に渡ってスタート。
最初はゆったり 秋の気配(ただし足元は谷)
徐々に険しさを増し、高度も出てくる。特に、白龍峡というあたりは結構ビビるくらい絶壁である。お助けワイヤーが張ってあるのでちゃんと持って歩くこととする。ザックのピッケルがひっかからないよう、またカメラのたすき掛けは右側に。注意注意。
途中、作業中のところも数か所。しかし、これを毎年維持していくのは大変なことだ。感謝。
索道が沢山 壁をくり抜いた道。
良くつくったと思うほど延々と まだ一部工事中(感謝)
たぶん始発便でスタートした人たちを数組追い越していく。単独行の若者と前後しながら歩くと吊り橋が見えてくる。有名な十字峡である。その名の通り見事なもので、青い水の色も素敵である。
その先はすっかり穏やかになり、少し気を緩めて歩く。やがて仙人ダムの案内がでてくるが、自分は皆が泊まる阿曽原温泉ではなく仙人温泉までなので、ここから800m弱の登りが待っている。
仙人ダムは大戦前の黒部第三発電所の難工事により多大な人命を犠牲にして建設されたものであるが、今は静けさの中にある。ダムの堰堤を渡ると施設の扉があり、この中に入ると阿曽原温泉に行く道が続いている。仙人温泉には実はこの横を左に進みはしごで建物にのぼって屋上を行くのだが、迷って施設に入ってしまう。中を進むとなんと坑内鉄道踏切がある。吉村昭氏の「高熱隧道」の舞台のそのままでもうもうとサウナのように蒸気が立つ中、現役の発電所用トロッコ鉄道が走っている。写真を撮って引き返す。
仙人ダム これが登山道
中には鉄道が 外から見た鉄道橋
仙人温泉には梯子を登って 施設の屋上を行く
雲切谷の新道は一本調子ののぼりが続く。「イヌワシ」が住むことで知られているので上方を注意しつつも、黙々と歩く。疲れているので秘技数字カウントで進む。約2時間、5000歩を数える頃ようやく1600mピークに登りつき、あとは仙人温泉の源泉をみつつ少し下って小屋に到着。人の良いT橋ご主人の生ギター&仙人のようなK下さん(池の平からの助っ人)たちと楽しい夜を過ごす。夜は名物露天風呂。
源泉と小屋の露天風呂(女性は水着必須)
(コースタイム)
9月20日(土)快晴
扇沢発バス 8:00
黒部ダム 8:20~45
ダム下 9:00
白龍峡 11:30~40
十字峡 12:30~40
黒四発電所つり橋 14:00~14:10
仙人ダム 14:30~15:00 (道迷い)
P1620 16:45
仙人温泉小屋17:05
9月21日(日)快晴、午後霧
小屋 6:00
仙人池ヒュッテ 7:45~8:00
池の平小屋 9:20
小窓雪渓下り口10:00
雪渓上橋 10:45
小窓 11:15~11:40
池の平山(山頂付近)12:30~12:45
池の平小屋 13;45
平の池 13:50~14:00
仙人池ヒュッテ 15:00
9月22日(月)快晴
ヒュッテ 06:40
内蔵助行き分岐 06:50
二股つり橋 7:50~8:10
梯子谷入口 8:40
梯子谷乗越 9:40~9:50
内蔵助平の橋 11:00~11:05
黒部本流出合 12:30~12:40 (1200m)
ダム下 13:20
ダム展望台上 14:00