湘南寺田屋

個人の記録用。元々は山スキーやクライミングの記録用だったが今は料理やらオルガンやら日々の雑多な記録多し。2016−21間はシドニー滞在していた時の記録。23.7月から山の記事はサブブログに移管。以前の記録もサブブログでアーカイブ。

北ア 遠見尾根一の瀬髪北尾根

18日(日)

 6時に起床。夜半から雨や雪が降り出している。朝食にすきやき活用のうどんを食べて出発。JとGは一足先に帰京。残りのメンバーで白馬47に向かう。雪は続いているが視界はあるし風も弱く悪くないコンディション。予定通りリフトトップから遠見尾根の一の瀬髪という小ピークから北方に平川までのびる尾根(村尾根)に行くことにする。

 リフト券3枚を買ってリフトトップへ。五竜とおみスキー場からのリフトと合わさったあたりはすでに1600mの標高である。10人くらいのガイドツアー組と2人連れがすでに入山準備中である。9:30、遠見尾根を登りはじめる。一旦尾根筋まで直登したところどうやらトレースは巻いて登っている模様。軽く滑り降りてトレースを使わせてもらう。先行するスノーシューのガイドツアーを追い越していくが、やはりシールは早い。さらにガイドさんの1パーティを追い越し、直線的に尾根上の一の瀬髪という小ピークまで標高差で250mの登り。相変わらずKリーダーはぐんぐん先行。こちらも今日はシールワックスを塗ったので雪の付着はなく快適で遅れずに10:15にピーク到着。

 2人連れはさらに小遠見に向かって登行を続け、ガイドツアーもさらに上から滑るようだ。ということで我々が村尾根の本日初トラックをいただくこととなった。わずかに下った1850m小ピークからドロップイン。夕べ降った新雪が20cmくらい振り積もっており旧雪とのなじみが悪いところでは板状に載っている。新雪とはいえやや水分の多く重さがあるので雪崩には十分注意して尾根筋中心に行く。昨日同様北斜面ならではのふわふわの雪を蹴散らして飛んでいく。ひざ上くらいの新雪が疎林の尾根に広がり快適至極である。時に谷筋に深雪を選んで滑り降り巻き気味にすぐに尾根に戻る。ときどきバーン状の旧雪の上でガリッと滑ることがありあくまで慎重に滑る。

 尾根も下部になり平川の沢音が聞こえてくるようになるとさすがに雪質は重くなりターンがしづらくなる。後傾気味になるとトップが回りきらずバランスを崩してしまう。リーダー達は上下動を意識してジャンプターンなど駆使して安定して降りている。このあたりまだまだ修行が必要と実感。

 河床が見えてきたあたりで川を渡る場所を考えるが、雪が少なくスノーブリッジは全くなく渡渉点探す。尾根から右側に降りたリーダー達は無理やり渡るが水深があって結構濡れてしまっている。Hさん、ドイツ娘S、私の3人は尾根左側下の方が渡りやすいと聞き、一旦登り返して移動する。スキーを脱いでずぼずぼの急斜面を苦労惨憺登り返しようやく渡渉に成功した(後ろからの2人組は助走をつけてジャンプでかつかつクリアしていた)。

12:30、小休止後昨日同様林道を漕ぎ、最後は広くなった川の堰堤下を渡り返してスキー場の駐車場に帰着。1時ちょっと前。

 みみずくの湯で汗を流し、「美郷」でそばを食べて帰路に着く。安曇野の道は込んでいてぐるぐると抜け道を通ったが高速は渋滞なし。天候の急回復で雲が切れ始めた甲斐駒、千丈、鳳凰3山、金峰山などを楽しむ。八ヶ岳は結構雪が多く美しかった。

 八王子に7時前着。相模線直行便で8時過ぎに茅ヶ崎着。

記録:

[メンバー]K下CL、H、S木、N野、S &寺田

[行動Time]

リフトトップ(1600m) 09:30

一の瀬髪下小ピーク(1850m)  10:15/10:30

平河林道終点付近(1000m) 平川渡渉 11:20/12:00

白馬47駐車場(850m) 12:55

[登行高度] 250m

[滑降高度]1000m