湘南寺田屋

個人の記録用。元々は山スキーやクライミングの記録用だったが今は料理やらオルガンやら日々の雑多な記録多し。2016−21間はシドニー滞在していた時の記録。23.7月から山の記事はサブブログに移管。以前の記録もサブブログでアーカイブ。

パラマタ川遡上の船旅

今朝は朝からテレビの右隅に、50年前のアポロ11号の月面着陸の様子が映し出されている。自分はさすがに物心ついていただろうに、記憶が全然ないのは残念である。

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せっかくの快晴の日曜日であるが、昨日に続いて風邪が治らず、クライミングもランニングもとても無理な感じ。10日以上ずっと喉が痛くて困ったものである。しばし、頻繁に走ったりしたので免疫力が下がっていたのであろうか。年齢を感じてしまうのはこんな時。

ともあれ、暖かくしなるべくゆっくり寝てから起き出し、玉子を食べて栄養をつけてから、オルガンを弾いてキンドルで読書をしていると徐々に動けるようになってくる。

無理はしないが、船旅くらいはよかろうと、サーキュラーキーからフェリーに乗ってパラマタ(Paramatta)まで遡上してみることとする。パラマタは旧政府官舎(Old Government House)のある入植初期の中心地。現在も4番目(City, North, Chatswoodに次ぐ)の副都心。

日曜日の公共交通乗り放題2.7ドルを使えば1時間半のフェリーも気楽に乗れる。と思っていると、バスがなかなか来ず、フェリー乗り場にはギリギリに到着。ブリッジが上がる直前で自転車持込みの人はスペースがなく次の便に案内されていたが、自分は最後の1人(177人目)で乗船OK。

いつものフェリーと違い、パラマタ川遡上用のRiver Catという高速艇。遡上していくと吃水が浅くなるので専用の平底船なのだと思う。いつものようにオペラハウスとブリッジをみて、ダーリングハーバーを経由し、まずは旧監獄の島コカトゥーアイランドに立ち寄る。キャンプ用具を持った数組が下船。

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ブリッジ下からキリビリの住宅街  /    コカトゥー島

これより、湾の奥へパラマタ川を遡上していくこととなる。湾の西端のGladesville橋(いつもIron Coveのランニングコースにいくとき車で渡る橋)をくぐりさらに西北西に進んでいく。

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右手に自分の住むSt.Leonardsの高層群。ディンギーと並走 /  Gladesville橋に向かう

 

この先は、徐々に川幅が狭まっていき、両岸の小さなフェリー発着場に停まっていく。その都度、クルーがロープを投げて仮固定して、手作業で乗降ブリッジをかけて乗客を乗り降りさせる。手馴れたもの。

船脚は早いが、他の船舶の牽波も結構くるのでときどき大きく揺れながらいく。

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小さなフェリー乗降場と豪華な邸宅群 /    乗降は非常に手早く行われる

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結構な船脚             /  国道3号(A3)が走るRyde橋

 

1時間ほどするとどんどん川幅は狭くなり、いくつかの橋をくぐっていく。浅くなってくると緑と赤の杭の間に航路が示され、許可された船舶以外は通行不可となる。終点のパラマタ間で行けるのかと思ったところ、ひとつ手前のRydalmereで運行打ち切りのアナウンス。結構皆ざわめいているが、潮の加減で浅くなる時は先にはいけないらしく、下船したすぐ先に無料連絡バスが2台待ち受けていた。

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国道6号(A6)のかかる橋(名称不明)/  両側はマングローブでどんどん狭くなる

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ここで全員下船          /   あの橋の奥がParamatta(あと5kmほど)

 

バスでパラマタフェリー乗降所までいき、15分歩いて鉄道駅へ。ゆっくりとシティレールで中央駅(Central)経由で帰宅。

 

家に戻って、ボクシングウェルター級の注目カード、パッキャオvsサーマンの結果を知る。40歳パッキャオが無敗のサーマンからダウンを奪っての判定勝ち。10ラウンドの左レバーブローも強力に効いていて、超人的な動きであった。サーマンも強く互いに積極的な好試合であった。