15日(水)、朝早起きして、ネスソンズビーチ(Nelsons Beach)に日の出を見に行く。
こちらは広くて長いきれいな海岸線で朝の散歩の人が多い。昨日のハイアムズビーチ(Hyams Beach)は犬は禁止であったが、ここは逆にリーシュは無しでオーケーとなっている。なぜかボーダーコリーが大人気のようでたくさん散歩をしていた。
宿のアパートメントホテルでコーヒーを沸かして朝食を取り、キャンベラに向かうこととする。が、妻はもういちどハイアムズビーチに行きたいとのこと。今度も誰もおらず、午前中の白い浜を楽しんでから出発。
今日の天気予報は「風」。晴天だが確かに風が猛烈に吹き付ける中、一旦ナウラ(Nowra)側に戻り、北西にカンガルーバレーを目指す。途中1898年建造の最古の木造支持橋を見物していると、たくさんの消防車両が通っていく。そのあとも次々とすれ違う。夜のテレビニュースで、NSW州では山火事が多発していて90箇所にも登り、中でもノースナウラ他3箇所が大規模と報じていたので、ようやく合点が行く。風に煽られて燃え広がっているとのこと。
カンガルーバレーの山道を越えていくと、フィッツロイ滝(Fitzroy Falls)がある。遊歩道を行くと穏やかな流れでカモノハシが生息しているとの説明。徐々に滝の音が大きくなり、高さ100mほどの垂直の滝が現れる。周囲はブルーマウンテンのようなテーブルマウンテン地形でありその一角が滝として落ちている。展望地点は金属メッシュ組なのだが空中に浮いているようで結構こわい。
結構な高度感
風で寒いのでレストハウスに戻ってコーヒーでもと思ったところ、自動扉が動かず半開きに。建物の中も停電中であった。これも大風か山火事の影響なのだろうかわからなかったが、残念がならレジも動かないので買い物はできなかった(よいマグカップがあり妻が購入しようとしたのだが)。
モスベール (Moss Vale)の町のマックカフェでようやくコーヒーにありつき、そこから西に進んで高速道M31に合流し、あとは快調に広い草原の牛や羊をみながらキャンベラへ。
今日は終戦の日。日本時間の正午(当地13時)に北の方向に黙祷。
キャンベラ郊外のトラム工事で少々時間がかかったが、ほぼ順調に計画的で広いキャンベラ市内に到着。とはいえ、どうもこうした人工的な作りは苦手で、分岐を見逃したり逆走しかかったりと苦労しながら、国立博物館(National Musium of Australia)、国立美術館(National Gallary of Australia)と巡る。平日なのでどちらも子供たちの学習グループがたくさん引率されてきている。
赤い土を思い浮かべてしまう色合い
謎のコンテンポラリーアートのVR(係員お勧めであったが...)/ 球状オブジェ
夕暮れ時となったが、連邦高等裁判所の国旗の脇をとおりバーリーグリフィン湖(Lake Burley Griffin)の湖畔から大噴水(Captain Cook Memorial Water Jet)を見て、標高842mのマウントエインズリーに登りアンザックパレード通りから国会議事堂(Parliament House)へ続く景色を眺めつつ夕暮れとなった。
翌16日(木)は、国会議事堂(Parliament House)と戦争記念館(Australian War Museum)&再度国立美術館と巡り、15時半にキャンベラ出発、19時半にはシドニーに帰着。
途中で走行距離がちょうど1万キロとなった