シドニーのあるニューサウスウェールズ州は３連休（月曜がLabor Day）なのだが、月曜から東京からの出張者のアテンドでメルボルンに行くことになった。せっかくなので、週末先に現地に行って周囲を見物することとした。
早朝の最寄り駅前に怪しい奴（Australian Mountain Builder)発見
空港でレンタカーを借りてタンデノン丘陵のSLパッフィングビリー(Puffing Billy）号を見にいくことに。狭軌の保存鉄道でゆっくりとよい景色の中を走っている。窓から足を出して乗るのが流儀だという。
当地のレンタカーはナビがついていないので、スマホアプリを使いながら丘陵を目指す（iPhoneに「Car Play」という機能があり、これで接続すると車側のスクリーンを使ったナビになり、また音楽なども車側からタッチパネルで操作できて大変便利だった）。ところが、快適に走っているとガラスの右端からピシッと強い音が。対向車線からの飛び石だったようでしばらくして20ｃｍほどのヒビができてしまった。結局２日間目の前にこの邪魔者がある羽目になり、さらに保険対象外なので精算時には350豪ドル払う羽目になってしまった。
跳ね石によるヒビ（涙）
始発駅ベルグレイブでは、すでに入線して機関車ビリー号の入れ替えをやっていて、ホームにはたくさんのお客。中国の国慶節休暇であるからか８割くらいは中国語？インド系も多く、逆にオージー英語はかなり少数派。汽笛を鳴らして出発するが大変ゆくりなので、車で何回か先回りして写真を撮ってみた。
連結を確認（左が１等車、右が一般車） / 若い車掌さんがてきぱきと
小さな機関車がゆっくりと走る / ユーカリの林に狭軌のかわいらしいレール
こんな乗り方（脚出しすぎ？） / ほぼ皆やっている
午後はフィリップ島まで快適に走り、今晩の宿である１部屋だけの小さなホテル（というか民宿？個人宅の離れという感じ）にまず向かう。あらかじめ部屋への階段と鍵のありかがメールで送られてきていて、誰もいなかったら勝手に入ってとのこと（お代は宿帳に挟んでおけばよいそう）なので明るいうちに一度入っておく。とはいいつつ、すぐに親切な宿主さんと無事会えたのでスムーズにいった。
夕方に人気と聞くリトルペンギンのパレードを見に行くことにしたのだが、駐車場は大にぎわい。ビジターセンターのチケットブースにいくと、なんと本日はすべてのチケットが完売とのこと！おそるべし国慶節。ネットで事前購入すればよかったのであろうが、まさかであった。まあ、次回家族とくれば良しということで、島西端のノビーズ岬へ。
伸び伸びしすぎの鳥たち 
ロウバシガン（Cape Barren Goose）もうろうろ
しかしここも猛烈な人混み。混雑が嫌いな自分はとっとと逃げ出して島南部のピラミッドロックへ。ここはダートの直線道を3kmほど走ったところにあり、幸いだれもいなかった。強風で寒いが突端までいって夕景を楽しむ。この先ずっといけば南極？行き帰りには何度もワラビーに出会い、避けながら徐行して戻った。
ピラミッドロック夕景
野良ワラビー
メルボルン郊外のRichmond Tigersが苦節37年、AFL（オーストラリアンフットボール）初優勝。地元での優勝なのでおおいに盛り上がっている様子。明日から夏時間開始。
