湘南寺田屋

個人の記録用。元々は山スキーやクライミングの記録用だったが今は料理やらオルガンやら日々の雑多な記録多し。2016−21間はシドニー滞在していた時の記録。23.7月から山の記事はサブブログに移管。以前の記録もサブブログでアーカイブ。

北八ヶ岳雨池

金曜に休暇を取って北八ヶ岳のスノーハイクに行く。クラシックな細板テレマーク用の革靴のソール張替え、シールグルーの塗替え等を秋に終え、雪の雨池訪問を楽しみにしていた。寡雪と聞くが天気は良さそうである。ついでに一泊してスキー場で山スキーの新ブーツ(ラング)とビンディングの馴染み、シール等も確認しておくことにする。なにせブランクが長い。

土曜日朝、笹子トンネルを越えると正面に白根三山の雪嶺が美しい。甲府盆地に下り八ヶ岳PAで一服。

甲斐駒ヶ岳と左に仙丈ケ岳                          / 鳳凰三山の奥に北岳。地蔵のオベリスクも。

右手には八ヶ岳。雪少なし       /   諏訪からは穂高から槍が岳への稜線

諏訪ICで降りて雪のない道を蓼科に入り、北八ヶ岳ロープウェイまで登る。今季から導入したオールシーズンタイヤはよくグリップしてくれる。ずいぶん久しぶりにここにきた気がする。天気は快晴、気温は下がってマイナス10度くらい。さっそく身支度して20分に一度のロープウェイに搭乗し、坪庭まで一気に上がる。樹氷は先週の雨もあって消えつつあると聞いていたが、なかなか悪くない感じ。

 

近くに八ヶ岳、その右に南ア連山、木曽御嶽、乗鞍、そして北アルプスと見渡せる。細板スキーはデポして、皮テレマーク靴にチェーンスパイクという組み合わせで足元軽く歩き始める。オオシラビソの林の中を登り、最後だけ吹き曝しの稜線に出て、1時間もかからずに北横岳南峰に到着。誰もいないので360度の見渡せる。さらに5分で賑わう最高地点の北峰(2,460m)に至る。

テルモスの温かいコーヒーで一服入れ、下山開始。北横岳ヒュッテ横から七ツ池に降りる道があるので行ってみる。ものの数分で雪原となっている七ツ池の手前2つの池の辺りに到着。湯を沸かして昼食中の先客1名。こちらはもう少し先に脚を延ばす。

七ツ池も雪の原

一旦ロープウェイ駅まで戻り、ステップソールのテレマーク スキーに履き替える。樹林の中を行くが雪は少ない。10分ほどで縞枯山荘を過ぎ、一旦大きく下って麦草峠への林道に達する。10分ほどで雨池に到着。

縞枯山荘 今は週末の素泊だけとのこと

ここはずっと来たかった場所。冬の人気のない静かな池は名エッセイ「北八ヶ岳彷徨」の頃とあまり変わらないだろう。しばし休息を取ったが、湖面を渡る風の音が聞こえるばかり。

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往路を戻り、再度ロープウェイに乗り、大風の中駐車場に戻る。

(コースタイム)

1005 ロープウェイ駅(2238m)

1050-55 横岳南峰(2466m)

1100-1105 北峰(2470m)

1110-20 七ツ池往復 (2360m)

1150−1200 ロープウェイ駅

1210 縞枯山

1215 雨池峠(2242m)

1240 麦草峠方面トラック合流

1255 雨池折口 (2123m)

1305-25 雨池

1340 トラック

1355 雨池峠新道登り口

1420 雨池峠

1440 ロープウェイ駅

 

近くに職場の宿泊施設があるので、そこで一泊。ここに来たのは7年ぶりくらいか。温泉に入ってから夕食。作りはさすがに古いが広々としていて心地よい。

NHK地方版で日曜の都道府県対抗男子駅伝の長野県代表特集をやっていたが、見事優勝となった)

 

 

翌朝22日、山を下り富士見パノラマスキー場に行く。今日はしばらく使っていなかった古い細板、太板をはじめ、シールやポール等の調子も確かめる。ついでにコンタクトレンズ+ゴーグルの組み合わせも確認しておく。大変混んでいて久々にゴンドラに行列する。山頂駅から入笠山に登れるが、何せ雪が少なく行く気がせず、早々に退散し、再び山々をみながら空いている高速道路で帰路に着いた。

正面に八ヶ岳              /  富士山も遠くに見える

 

(機材)

k2 ステップソールスキー185cm/80mm

ロッテフェラー3ピン スーパーテレマーク

アンドリュー革靴(2バックル)

(撮影)

オリンパスμ1030 

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