仕事で越後湯沢方面に行く。冬型の気圧配置になり、関東平野は快晴で途中高崎あたりからは中浅間や妙義もきれいに見えていたが、関越トンネルを越えて新潟に入ると冷たい雨となった。夜になると牡丹雪の本降りになり翌朝は雪景色。とはいえさすが新潟で融雪装置のおかげで通行には支障なし。かぐらのスキー場は上部で部分開業したそうだ。おそらく奥只見丸山スキー場あたりは十分な雪になったのではと思う。
浅間山はでかい
越後山も雪景色となる
仕事を無事終えてから、上越線で長岡方面に向かい、小出から全線復旧した只見線に乗って会津若松経由で郡山まで行くことにする。湯沢から小出までは谷川岳、巻機山、越後三山などの山々が望めてうれしい。
八海山のギザギザの稜線 / 越後駒ヶ岳も雪がかなりきている
小出駅で跨線橋を渡って4番線の只見線に乗り換える。鉄道ファンが何人も乗車しているが、地元の人はあまりいない様子。食事を調達したかったが、残念ながら売店はなく空振りである。13時12分発。ここから福島県側の只見に向けて山間を登っていく。35駅目が終点の会津若松となる。
久しぶりに気動車キハ100系のエンジン音を聞きながら破間川(あぶるまかわ)や名峰守門岳を見ながらいく。徐々に沿線も積雪が目立ち始める。
キハ110系の単機(途中から2両編成になった)
破間川(あぶるまかわ)を渡り / 守門岳はもう雪化粧
長いトンネルを越えると福島県側に入り、左手に田子倉駅跡(浅草岳の下山道が降りてきているが、今は駅はない)を只見ダムの水面が見えてくる。これはもう少し上流にある大きな田子倉ダムの逆調整用の貯水池。戦後復興期の大水力開発の歴史の地である(城山三郎氏の「黄金峡」の舞台)。只見の里は長岡藩の名宰相河崎達之助の終焉の地でもあり、沿線に記念館もあるのでいつか訪ねてみたい。
只見ダムのバックウォーター / マッターホルンのような鋭鋒発見
途中の会津川口駅でしばらく停車する間に、ようやく売店でおにぎりを買うことができ人心地ついた。この後も2両編成だがワンマン運転で35駅をひとつずつ停車していく。地元の人はちらほら乗ったり降りたりだが、16時をすぎると下校の中高生が乗ってきて急に賑やかになる。夕暮れの中、17時24分、会津若松に到着。そのまま快速に乗り換えて、賑わう郡山駅まで行き一泊とした。
会津若松到着 / 郡山まで行くと華やかなライトアップ