湘南寺田屋

個人の記録用。元々は山スキーやクライミングの記録用だったが今は料理やらオルガンやら日々の雑多な記録多し。2016−21間はシドニー滞在していた時の記録。23.7月から山の記事はサブブログに移管。以前の記録もサブブログでアーカイブ。

鷹の渡らない雨の伊良湖岬

仕事の後、足を延ばして季節の鳥のわたりを見に渥美半島の先まで行ってみる。台風一過のはずがあいにくまたも違う台風が発生し、天気は下り坂。豊橋からバスで伊良湖岬まで向かう途中、早くも雨が降り出してしまった。途中三河湾側の馬草港に毎年オオアジサシが集団で渡来するとのこと。沖合の杭上にカモメや鵜とともに停まっているるとのことだが、流石に動く車窓からは識別は不可能。40分ほどで湾の対岸、鳥羽方面へのフェリーが泊まっている伊良湖港に至り、岬をぐるっと回り込んで高台にあるホテルに到着。

馬草湾の杭の上に水鳥がたくさん     /   伊良湖港。以前お伊勢参りの後に来たはず

 

小雨だが視界は比較的良好。高台の3階にあるロビーからは伊良湖岬から神島、そして紀伊半島の島々が見渡せる。これが秋のサシバやハチクマの渡りのルート。ちょうど今週くらいから徐々に増えて10月末まで多くの鷹が渡る名所。

間近に見える砂浜が鷹の観察の名所の恋路ヶ浜

 

しかし、今日はさすがに一羽の姿も見えない。部屋は6階で同じ方向が見渡せて助かるが、小雨のうちに屋上の展望台に上がってみる。

 

エレベーター8階からでて渡り廊下の先にあり、屋根もあり結構広い。渡りのシーズンならば特等席だと聞くも、今日は誰一人いない。双眼鏡で東の方向を見渡すも、一羽の鷹も飛んでいない。伊良湖岬沖は名古屋港や四日市港に出入りする船がひっきりなしに行き交っている。半島側にはたくさんの温室(メロン栽培が盛ん)や大きな風力発電機が見渡せる。足元に見える大きな岩、日出の石門 (ひいのせきもん)にはハシブトガラスが2羽とアマツバメが1羽休んでいた。

 

残念ながら夕方まで一羽の渡りもなく、雨は徐々に強くなってきたので、展望大浴場で汗を流してビールを飲んでひとり部屋駅弁。これはこれでなかなか良いもの。

浜松で買った牛肉ゴボウとミニ鰻のお弁当 /   ちなみにお昼は浜松餃子

 

翌朝5時に起きて外を見ると、やはり雨。雨脚は強まっている。未練がましく屋上展望台に登ってみるが、鷹は全く飛ぶ気配なし。アマツバメが元気にたくさん飛び回って採餌していた。

アマツバメだけ元気に飛んでいる     /   神島は「潮騒」の舞台なのだそう。

お土産に地元の「孝の司」(柴田屋酒造)の超軟水仕込みというのや、対岸松坂牛の肉味噌など買って帰る。浜松のお茶のチョコレートやうなぎパイの店の山むすびというのも買って、雨の三連休に備えることとする。